今回話題にするのは以前に訪問者様から教えていただいた作品「にじいろフォトグラフ」です。
本作は目の色が青いという現代日本では珍しい特徴を持つがゆえに引っ込み思案になってしまった主人公”葵”が自宅で預かることになった幼女”サラ”との出会いを切っ掛けに少しずつ自分を好きに、そして周囲とも馴染んで行けるようになるというハートウォーミングな内容となっています。
記事執筆時点での百合ジャンル作品のおねロリ作品は「うちのメイドがウザすぎる!」、「お姉さんは女子小学生に興味があります。」など、コメディ色が強くインパクトが強烈な作品が多い印象でした。(勿論、そういった路線以外の作品も有りますが)
そんな中で本作は一人の少女が幼女の純真さに救われるという王道中の王道の展開をしており、意外に有りそうで無かった作品と言えますね。
またサラが切っ掛けでクラスメイトである”心(こころ)”と親交を深めていく事になるのですが、そこも友情百合として非常に爽やかかつ好印象。
初めての電話で緊張したりなど微笑ましい点は勿論、お互いに下の名前を言い合ったシーンは癒されました!
第1巻(6話まで)では葵を中心としたエピソードでしたが、サラと心の妹である”由愛(ゆあ)”との関係も同時に描かれています。
こちらも葵のエピソード同様に恋愛的な要素は無い(サラ達は幼稚園に通うような年齢ですしね 苦笑)ものの、強い友情を感じさせてくれて微笑ましくも萌えます(笑)
第1巻のラストでサラが幼稚園に通う事が示唆されたことで、この二人のエピソードも充実していくと思われ、こちらの関係も今後が楽しみです。
先述したように恋愛要素は有りませんが、女の子同士の関係が温かく素直に楽しめる作品でした!
少しだけ切ない要素は有りますが(サラのお母さんの事など)、皆がサラを愛し、サラが皆を愛しているので暗い感じは一切無いですしね。
今後の楽しみとしては―今回の記事では取り上げていないですが(苦笑)―葵の幼馴染である”あずき”が葵に新しい友達である心が出来たことで、どんな反応を示すかなどがあり、第2巻以降も期待です!
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