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Category Archives: や~よ行

ゆたさんはままならない!

全1巻

紹介文
不器用なヤンキー×天然による、真逆な2人の日常を描いた「ポンコツのうた」シリーズに加え、少女たちのちょっとこじらせた恋心を描いた「うそつきは」も収録。
にもあるようにメインはヤンキー娘"れき"と天然娘"ゆた"の日常。

内容としては本当に日常といった感じで良くも悪くも波が無いのが特徴。これを安心して読めると取るか、変化が無くて面白味に欠けると思うかで評が分かれると思います。

個人的にはたまに見せるゆたさんの笑顔にドキっとするれきさんという構図は好きですが(笑)

「ゆたさんはままならない!」"ポンコツのうた 1"より 他愛無いシーンですが、女の子が女の子にドキッとするシーンは萌えます(笑)
「ゆたさんはままならない!」"ポンコツのうた 1"より
他愛無いシーンですが、女の子が女の子にドキッとするシーンは萌えます(笑)

「うそつきは」はお互いに好意を持ちつつも嘘と感情が拗れて本当の意味で結ばれない二人のお話。

すっきりしない感はあるものの決して面白く無い訳では無いのですが・・・作風が「ポンコツのうた」シリーズとかなり違う上に巻末に来ているので、ちょっと後味が良くない感は有ります。

「ゆたさんはままならない!」"うそつきは"より 無理矢理に関係を持った後に強い好意を持つものの・・・二人が本当の意味で結ばれたかどうかは語られずに終わります
「ゆたさんはままならない!」"うそつきは"より
無理矢理に関係を持った後に強い好意を持つものの・・・二人が本当の意味で結ばれたかどうかは語られずに終わります

まぁこれは作品の問題というより単行本の構成の問題なのですが・・・個人的には頑張ってもっと「ポンコツのうた」シリーズを描き下ろして貰って、ゆたさんとれきさんのお話で単行本を構成した方が好みにはなりましたね。

ユリ熊嵐

全3巻。

TVアニメ放送された同名作品のコミック版。

キャラクターデザインを手がけた森島明子先生による作品で、当たり前ですがキャラ的にはアニメ版との違和感はゼロ。

だがキャラクターデザインやクマ、過去の因縁などの設定を維持しつつも内容はパラレルであり、言わば森島明子先生による「もう一つのユリ熊嵐」と言える内容となっています。

特に特徴的なのはTVアニメ版では"クマ"という生物が実在し、人類と敵対している事が設定として存在したのに対し、本作では銀子など一部の人間だけが見えている存在・・・ある種のクオリアとして描かれていること。

そのため一種のファンタジーといった趣のあったTVアニメ版に対し、設定的にはかなりリアル寄りなドラマになっていますね。

「ユリ熊嵐」第8話より "クマ"は紅羽達には見えていない事が示唆されます
「ユリ熊嵐」第8話より
"クマ"は紅羽達には見えていない事が示唆されます

そしてもう一つ特徴的なのは、大人の百合・・・銀子や紅羽の母やユリーカなどの関係がクローズアップされていること。

もうこの辺りは素晴らしい大人の百合作品を多数描かれている森島明子先生の真骨頂という感じで、かなり良かったです!

「ユリ熊嵐」第7話より 紅羽の母"澪愛"を巡って複雑な関係になっている銀子の母"カレ"と義妹であるユリーカ
「ユリ熊嵐」第7話より
紅羽の母"澪愛"を巡って複雑な関係になっている銀子の母"カレ"と義妹であるユリーカ

TVアニメ版でもユリーカと澪愛の関係-大人の百合-は有りましたが、本作では更にじっくりそれが描かれていますね。

他にも純花や蜜子もTVアニメ版とはまた違った形で登場し、物語に花を添えてくれます。

・・・TVアニメ版を視聴した後だと、純花と蜜子のその後に驚かされます。まさか、あの二人がああいう関係になるとは・・・いや、個人的には好印象でしたが。

あ、あと"ライフ・ジャッジメント・ガイズ"の3人も意外なポジションだった事も面白かったですね~。いやまぁTVアニメ版のポジションを考えると、ある意味で最初から隠す気は無かったのでしょうけども。

話の方向性はTVアニメ版とは大きく異なりますが、クマなどの設定や過去の因縁など-銀子の過去の罪など-のTVアニメ版の要素がうま~く料理されており「もう一つのユリ熊嵐」として素晴らしい作品となっています。

個人的には澪愛と銀子の因縁に関して、ここで"罪グマ"という要素が出て来るか~と感服しました。

抽象的な表現も多く、また悲劇的な要素も多かったTVアニメ版と比べると、切ない要素を含みながらも明るい内容で非常に読みやすいです。

特に純花のファンは彼女の活躍を見る事が出来るので、是非読んで見る事をお勧めします

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