さてさてドロニア様はその昔、ヴェルニアという名前でバーバ・ヤーガに買われて魔女として売り飛ばされるために教育されていたようなんですね。
で、そこで出会ったのがイサラという女性。
ドロニア様は昔も無鉄砲で傲慢で、それ故にポンコツな所がある少女だった訳ですが、そんな所がイサラに気に入られてアプローチを掛けられる事に。
最初のイサラは「自分の物になれば色々と便宜をはかってやる」という感じだったのですが、ドロニア様はそれを退けた上に、終いにはイサラの隙を突いて花瓶で頭をぶん殴る(!)までします。
が、イサラはそんなドロニア様をますます気に入るという。
プレイしていた時は一気に高まっていく百合度に気付きませんでしたが、ドロニア様は勿論、イサラも相当な変人ですよね(苦笑)
結局イサラはクラウス(迷宮があるルフラン市の領主の執事と同じ名前ですが、同一人物かは謎です)という男と関係を持っていましたが、ドロニア様と結ばれるために別れたとまで言い出します。
男性キャラが絡むのは百合的に複雑な気分ですが、一応は関係を持っていた=恋人を持っていたイサラが別れてまでドロニア様を選ぶのは中々に盛り上がるところです。
まぁドロニア様の現状やイサラの身体が極端に弱いという話を考えると、悲恋の匂いしかしないのが辛いところですが・・・。
イサラとの関係だけでも十分に美味しい展開でしたが、そこで更なる美味しさを引き出してくれるのがドロニア様もといヴェルニアの同級生だったマリーと前回の記事でも話題にした修道女マリエッタさん!
マリーはドロニア様の同級生だった少女ですが、影の薄い少女なんて書かれており重要なポジションかは難しいところ。
ですが、同性愛者であると言われていたり、ヴェルニアに惹かれていると思しきシーンがあるのはポイント。イサラに惹かれていくヴェルニアを見て、どう思っていくかは見所になりそうです。
そして、そんなドロニア様の過去と並行して気になるのがマリエッタさん。
マリエッタさんは、ルカを苛めていた女を懲らしめようとして逆に自分の姿を変えられてしまったドロニア様を、本物かどうか確認しようとしてドロニア様の過去をルカと共に覗く事になったのですが・・・その反応が非常に意味深。
どうも昔からドロニア様を知っている素振りを見せるんですよねぇ。 髪の色や雰囲気は全然違いますが、マリエッタとマリーという似た名前をしている事を考えると、もしかしたら・・・?
そんな百合的に美味しいマリエッタさんですが、何と思い余って地下迷宮を探索しているプレイヤーこと妖路歴程を燃やす暴挙に!!
どう見てもイサラのために今回の行動を起こしているドロニア様、そしてそんなドロニア様に対して苦しい想いを持っているであろうマリエッタさん。
それを考えると、百合度が鰻登りですよ!!
まぁプレイヤー(妖路歴程)の立場としてはいきなり燃やされて、またもや訳分からん世界に放り出された時はどうしたもんかと思いましたが(笑)
とまぁ、ドロニア様の過去は重苦しくも百合的には美味しい展開の連続でしたが、純粋にお話としては苦境が続いています。
現在の敵にして最大の障害であるバーバ・ヤーガを姿が変貌してしまった事を利用して排除(殺害)したまでは良かったのですが、奪われた”鍵”は見つからず、その上バーバ・ヤーガと繋がりがある魔女達がルフラン市に集結しようとしている事が判明。
正直、戦闘力に乏しいドロニア様に勝ち目は有りません。
とにかくドロニア様は何らかの”儀式”を行おうとしているようですが・・・それを何故行おうとしているのか?そして、それが間に合うのか?
先述したプレイ当初や燃やされた時に放り込まれたダンジョンなども含めて依然として謎だらけです。
そして謎と言えば、もう一つ。実は今回、一回クリアしているんですよね・・・ドロニア様の死という形で。
で、データをセーブし、それをロードすると、直談判の直前からスタートしてドロニア様は死を免れると言う・・・。
物語がスタートしたばかりの時にも似たような事が有りましたが、ほんと謎というか不思議というか。 物語の構成としてはループものなのでしょうが、誰が、どういう形でループしているかが分からないので謎は深まるばかりです。
さて、そんな謎を残しつつも次に挑む事になるのは、ドロニア様が元々持っていた”鍵”が隠されているというドロニア様の精神世界。そこに行く事によってドロニア様の過去の全貌が明かされる事になるようなので、そこで少しは謎が明かされるのでしょうか。