![]() | 対応ハード | NS |
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ゲームジャンル | SRPG | |
プレイ人数 | 1人 | |
発売日 | 2023年1月20日 | |
百合要素の傾向 | 基本的には親愛ながら、主人公がパートナーを選ぶ要素あり | |
公式サイト | ファイアーエムブレム エンゲージ | Nintendo Switch | 任天堂 | |
関連サイト | 漫画版(但し主人公は男性) [プロローグ]ファイアーエムブレム エンゲージ – 今日和老 | 少年ジャンプ+ | |
備考 | 仲間同士のED、いわゆる”ペアED”は確認できず DLCにて仲間、紋章士が追加 仲間にはEDイベントもあるので気に入ったキャラがいるなら要購入 |
ファイアーエムブレム エンゲージ 紹介映像
百合要素・・・この場合は支援会話による恋愛要素ですが、その辺りはやや薄味と言うか、(相手キャラにも依りますが)恋愛と言うよりは親愛という印象が強かったです。とは言え、段々と親密になっていく様は味わえますし、仲間同士の会話も主従や姉妹、同じ属性である王族や同僚など関係性が様々である分、その会話も多種多様で妄想の燃料としては十分。
また狙って見るのは難しいものの、仲間キャラが主人公を起こしに来てくれるシステムもシチュとしては◎。


そして本作の大きなポイントは(恐らく)仲間になる同性キャラ全てに指輪を渡せる=結婚できること!
流石にキャラ数が多いので、それぞれの”指輪を渡す~その後”の要素は少なめですが、それでも指輪を渡す際にはボイス付のイベントを楽しめますし、”指輪を渡された相手がその指輪をどう想って扱っているか”というテキストを読めるのは中々に来るものが有りますね。

特に”指輪を渡された相手がその指輪をどう想って扱っているかが語られるテキスト”は、分量こそ多くないもののそのキャラの性格が出ている-大事だからこそ出来るだけ身に着けるキャラも居れば、大事だからこそ大切に仕舞い込んでいるキャラも居る-事も有って百合的に美味しいのは勿論、純粋にそのキャラの人となりを知れる事もあって非常に良いです。
お話自体について 作中の言葉を借りるならば”御伽噺”
全体的な印象としては主人公が神竜という非常に幻想的な存在-竜はこれまでのFEシリーズでも登場してきた存在ながら主人公と言うのは珍しいはず-という事や紋章士という形で歴代の主人公や人気キャラが登場する事もあり、お祭りゲーム的な印象が有りますね。

「ファイアーエムブレムエンゲージ」より
紋章士という形で歴代の主人公や人気キャラが登場
個別EDなどは存在しないものの、ゲームシステムやストーリーにもしっかりと絡む事やボイスも有る事もあってシリーズファンから新規ファンまで楽しめる存在です
そうした設定のせいか、ストーリー的にはややご都合的に感じる展開もあります。ですが、だからこそ王道な展開・・・仲間たちと協力して邪悪を打ち破るという熱い展開を楽しめますし、先述したように主人公が”神竜”という存在である事を考えると、そうした神話的な展開-作中の言葉を借りるならば”御伽噺”-も良いかと思います。
翻ってゲーム的な面を見ると、そうしたストーリー面があるせいか非常に強力な技・・・特に紋章士と協力して戦う”エンゲージ技”が実用面、演出面ともに凄まじい性能を誇ります。
それは単純に強力な攻撃を見舞う物、ワープしてから一方的に攻撃を加える物、複数のユニットに攻撃を加える物(俗にいうマップ兵器的な攻撃)、FEのシステムでは考え辛いレベルの射程から攻撃を加える物、等々。


必殺技とも言える”エンゲージ技”が強力なのは有る意味で当然ですが、紋章士=指輪(DLCでの追加紋章士は腕輪)は単純に性能を底上げするので、やはり強力。そりゃあ指輪の有無がストーリー面で重要になるのも納得させてくれる強さと言えますね。
勿論、ある程度の制限などは有るので、考え無しに指輪を付けたキャラを単騎突撃して終了・・・という事は無いです。まぁ難易度ノーマルなら、ある程度しっかりと育成や準備すれば、それも可能ですが(笑)
注意点について 百合的には特に無し ゲーム的には作風で好みが分かれるかも?
百合的な観点で言えば注意的な要素は特に無いですね。先述した通り、交流(支援会話)の内容が恋愛的なニュアンスが薄めな印象こそ有りますが、やはり全ての仲間女性キャラと結婚可能なのは大きなポイント。
今までのシリーズで女性主人公で指輪を渡せない女性キャラがいて歯噛みした方(まぁ管理人の事ですねw)には朗報かと。
一方でゲーム的な面ではバランスや作風はこれまでのシリーズに比べると異なる印象が強い・・・悪い言い方をすると大味な所があるので、そこは好みが分かれるかも?です。
個人的には紋章士という歴代のキャラが出るお祭りゲーム的な内容という事もあって、これはこれで良いと思いますが・・・ネットのレビューなどを見ると、その点で好みが分かれるようなので。
と言うか、個人的には戦闘後の散策の意味がさほど無かったのが、気になる点でしたが・・・まぁプレイするのがしんどくなる程では無かったです。

結論について 踏み込んだ描写を求めなければ、かなりお勧め
結論としては、百合要素やSLGとしてはやや踏み込みが弱い感こそ有るものの、やはりどの女性キャラとも結婚できると言うのは大きく、個人的にはかなりお勧めです。
恋愛要素の踏み込みがやや弱いのは男性主人公も選べるという点やあくまでそれがメインテーマでは無い事を考えれば納得できますし、百合好きとしては同好の士と言うか、百合男子なキャラが登場するだけ百合が有る意味で優遇されているとも言えます(笑)


「ファイアーエムブレムエンゲージ」より
まさかの百合男子なルイ
個人スキルからして百合好きな事が分かるという、ゲームシステム的にも百合好きなキャラです(笑)
まぁ主人公(リュール)からは、それを軽く窘められる一幕もあるのですが(苦笑)
それに業の深い百合好きになってしまうと終盤でこれまた業の深い百合妄想が出来るシチュが有ったりも(笑)
また指輪による特殊能力が強烈でSLG的にやや大味に見える面も有りますが、それも逆向きに見れば難易度が易しく楽しみやすいとも言えるので決してマイナスな点ではない・・・演出が豪華なシーンも多い事を考えるとむしろこちらの方が楽しみやすいと言えるでしょう。(FEシリーズは難しいとする人も多いようですし)
SRPGというじっくりと時間をかけるゲームが大丈夫な方ならお勧めしやすい作品と言えるかと!
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