全4巻
「私… おねえちゃんとセッ○スしたい…!」
色んな意味で度肝を抜いた、このセリフが印象的ですが(笑)、中身は伊藤ハチ先生らしい柔らかく温かな-そしてちょっとだけ切ない-素晴らしい物語でした!
ストーリーラインとしては小百合さんの妹にして恋人にして欲しいと迫って来る美琴の背中に羽がある時点で、ある程度の察しが付くのですが小百合さんや美琴の関係や心情が丁寧に描かれているが故に、そんな事は全く気にならなかったですね。
あっと驚く展開では無く、二人の関係性や小百合さんの変化をじっくり描写する恋愛漫画の王道と言え、個人的には百合漫画の教科書の一つと言ってくらいです。
まぁ恋愛漫画を読むと眠くなるタイプの管理人が最後まで楽しく読めたのは美琴のエキセントリックな言動によるお蔭も有りますが(笑)
※例
- 「あっでも畳ってどこでもすぐ押し倒せるからいいかも・・・」
- 「姉と妹が裸で密室ふたりきりとかなにも起きないはずがないよ!!」
- 「おねえちゃんの処女は私のものよ」
- 「おねえちゃんと同じ産道も通ってないくせに」
等々。
上記のような言動を取るキャラが居るとギャグ寄りになり勝ちですが、それを深刻になり過ぎない範囲でシリアスに持っていくのは流石。
また小百合さん&美琴のメインカプ以外にも"王子様"な女性 男鹿さんと姫子、小百合さんと美琴に急接近してくる草薙さんなど見所は多いですね。
強いて難を言うならば綺麗に纏まったが故に、もう少し小百合さんと美琴のお話を見ていたかったかな、と言う想いが有る事でしょうか。
まぁこういう名残惜しさは全ての良い作品に抱いてしまう物ですけどね(苦笑)
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