訪問者様より百合要素のあるWeb小説として「少女の望まぬ英雄譚」を教えて頂きました!(情報ありがとうございます!)
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少女の望まぬ英雄譚ちょっと冗談めかした書き方ですが、内容はシリアスながら百合的には間違った事は書いたつもりはないですね(笑)
まぁ流石にこれだと訳が分からないので具体的に書くと、主人公”クリシェ”は人を殺すことに何の躊躇もない・・・不快だから、自分にとって危険だから殺すという、紹介文通りの頭のおかしい娘です。
ですが逆に自分のためになるなら、自分に優しくしてくれる、愛してくれる人ならば”お返し”をするのが当然とも考えており、そうした”ギブアンドテイク”を遵守するという意味においては真っ当とも言えます。
そんな彼女の歪な純粋さに対して、愛情を持って諭していこうとするのがメイドさん―実際にはちょっと違う立場と言って良いのですが、最初のイメージとしてはこれが近いでしょう―である”ベリー”。
序盤~中盤にかけてのベリーのクリシェへの接し方は母や姉として、といった感じなのですが、クリシェの”愛情のお返し”に少しずつ陥落させられていく事になるのです。
その様はクリシェからの愛情に溺れていくようにも見え、クリシェからの”愛情表現”であるキスも”ある誓い”をしてからは完全に親愛の域を超えたものとなっており、非常に百合度は高いです。
またベリーとの仲ほどではないにしろ、義理の姉となる”セレネ”やクリシェが所属する王国の王女であるクレシェンタとも親密な間柄になっていくのも百合的に◎です。
百合的にはクリシェとベリー・・・特にベリーの心情と言動の変遷が楽しいですが、お話としてはクリシェが高い地位に就いて行く事もあって、戦争をも交えた勢力争いを展開するところが面白いですね。
例えば戦争においてはクリシェが効果的な策でもって敵を撃破しつつも、その独特の倫理観と高い能力でもって軋轢を生んでいるのも事実で、そこでクリシェを守る人間(主にセレネやベリー)がどう動くかというのは本作の面白さの一つ。
ファンタジー要素が強めではありますが戦記物が好きな方なら、かなり楽しめますね。勿論、管理人も「三国志」などが好きなのでドンピシャです(笑)
記事執筆時点でも、それなりのボリュームが公開されていますが、まだまだ完結しそうに無い・・・クリシェ自身はともかく周囲の思惑や状況は不穏な要素が多く続きが気になる要素が満載。
百合的にもベリーとの関係は一つの節目を迎えた感は有りますが、最終的にどこまで行き、どんな関係に落ち着くのか気になるところ。
書籍化などの展開は告知されていませんが、以前に話題にした2作品に勝るとも劣らない面白さがあり、今後も楽しみです!
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