訪問者様より百合要素有りのWeb小説として「悪役令嬢の中の人」を教えて頂きました!(情報ありがとうございます!)
掲載ページ(読み切り版)
悪役令嬢の中の人まず百合的な観点から見ると、情報を下さった訪問者様の”人を選びそう”という言及、連載版での作者様の言及
”※ガールズラブタグを付けてますが愛情ではあるが恋愛ではない感じなので本格的なガールズラブをお求めの方には物足りないと思います、ただの注意喚起としてのタグです”
の通り、百合作品として楽しめるかは意見が割れそうな作品だとは思います。
理由としては乙女ゲーの世界が舞台という事で男性キャラが多く登場し絡むこと、そして恋愛的な方向で主人公となるエミとレミリアが結ばれる訳では無いという事でしょう。
ただ、それらを差し引いてもエミを陥れた者達に復讐すべく動くレミリアの心情は重く、そして苛烈さを感じさせる物が有り、ある意味でぞっとするほど。
恋愛的、性的な意味合いで言えばレミリアはある男性キャラと結ばれるのですが、それすらもエミを幸せにするためだとすら思える辺りは―確かに好みは分かれると思いますが―百合的にも楽しめる部分だと思います。
まぁ上記の部分はあくまで読み切り版だけを読んで感じたなので、連載版を読むとまた印象が変わるかも知れませんが・・・エミのためにレミリアが真摯に頑張るという展開は違いないと思われるので、友情や親愛、家族愛的な意味では、やはり百合要素が有ると言って良いかと。
あと興味深かったのは、本作はいわゆる転生モノですが、転生された側の視点(レミリア)がメインであること=元々存在していたであろう人格(魂と言っても良いかも)を扱っている事ですね。
個人的に転生モノはちょっと苦手(一つには百合要素のある作品を見つけるのが大変と言うのも有ります 苦笑)なのですが、その理由の一つに、元々有った人格はどこに行ったんだろう?という疑問を感じてしまうこと。
これは失われていた記憶を取り戻しただけと思えば良いのでしょうが・・・転生や輪廻が魂という存在を前提にしている以上、転生される側のキャラにも魂があるはずで、それが転生者に上書きされるとなると、それはどこに行っちゃうの?もし消滅したんだとしたら可哀想過ぎるでしょう・・・とか思っちゃうんですよ(苦笑)
まぁ魂も輪廻転生も現代科学では解明されていない事象なので、云々考えても容易に答えが見つからない=考えても仕方ない事なんでしょうけど・・・性分と言うか、そこは好みなので仕方ないです(苦笑)
そんな管理人の面倒臭い性分(笑)に応えてくれるような設定、展開は非常に面白く、設定的にも好印象。
百合的には手放しにお勧めし辛い感は有りますが、個人的には楽しめたので情報を下さった方には改めて感謝です!
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