今月、管理人が把握している範囲で推したい作品は「アンサング・デュエット」、「ポラリティ透明期」です。
公式ページ
アンサング・デュエット | ゲームシステム | 富士見書房公式 TRPG ONLINE
「アンサング・デュエット」はTRPGである事や必ずしも百合が前提でない事もあり、手放しでお勧めはし辛いです(汗)
ただ、ペア同士の絆が重要な設定・・・特殊な能力があるが故に異界に引き込まれようとする”あなた”と無能力ながらあなたを異界から引留める事が出来る唯一の存在である”わたし”という設定が非常に魅力的。
ペアの組み合わせには特に言及が無いので同性ペアでも可能と思われる=百合要素ありと言えます。
またペアが状況によって異界からの影響を受けて心身に影響を受ける”異界化”という設定は「裏世界ピクニック」を彷彿とさせる所があり、「裏世界ピクニック」が好きな身としては、ここも響く点です。
あとこうした設定などの要素とは別に”プレイヤーはGM含めて2人でプレイ可能”、”準備から終了まで、60分~で遊ぶことのできる”という、TRPGとしてはプレイし易いと思えるルールにも興味を引かれます。
管理人は友達が居ないタイプの人間なのでTRPGはプレイ出来ないのですが、これだけハードルが低ければプレイ出来る可能性もあるんじゃないか、と思えてきますし(笑)
まぁこれは半分冗談ですが、TRPGは初心者にはやはりプレイが難しいゲームだと感じられるので、こうしたプレイのハードルが低く、かつ百合的にも楽しめそうなTRPG作品の登場は嬉しく感じますね。
Web掲載ページ
COMICリュエル&COMICジャルダン|実業之日本社のwebコミックサイト -COMICリュエルポラリティ透明期-
本作「ポラリティ透明期」ですが・・・これはメインキャラである不由美としおんは明確に愛し合っている直球な百合作品であると同時に、同性愛が違法であり矯正対象となっているというディストピア感満載の凄まじく重苦しい作品です。
その”矯正”は不合理の塊のような内容ばかり(同性愛を矯正するためなら様々な人権が無視される、明らかに人倫に悖る行為した人間の方が見逃される 等)で、正直読むのが辛く感じる時も。
ただ、それだけに不由美としおんは勿論、矯正施設”不蘂体聖化院”に入れられた他の人間達がどういう答えを出し、どういう結末を迎えるのか?が気になります。
また作中では同性愛者である彼、彼女達を男女で組ませて”正常な男女の関係”を強いられる展開も有りますが、こうしたある意味で現実にも通ずる所-”普通”を押し付ける行為-がある展開も本作に興味を引かれる所の一つ。
手放しでお勧め出来る作品とは言い辛いですが、ハードなテーマだからこその味がある作品だとも思います。
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