![]() | 対応ハード | 各種VR機器(steam、PSVR含む) NS |
|---|---|---|
| ゲームジャンル | ADV | |
| プレイ人数 | 1人 | |
| 発売日 | Meta: 2020/12/4 PlayStation®VR: 2021/4/15 Steam: 2021/2/19 PICO: 2022/5/12 NS: 2024/8/1 | |
| 百合要素の傾向 | 恋愛とは明言していない=友愛だが、かなり重めの感情を楽しめる | |
| 公式サイト | VR版 ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス) NS版 | |
| 関連サイト | ||
| 備考 | ※VR機器を持っていない場合は、記事執筆時点ではNS版のみプレイ可能 ※コーコが主人公のボイスドラマ「ALTDEUS: Beyond Chronos Singing the Albireo」が存在するが、記事執筆時点では入手難 |
『ALTDEUS: Beyond Chronos』Nintendo Switch版PV
百合的な要素は主人公:クロエとその親友にして今は亡きコーコ。そしてコーコに少なからぬ因縁があるノアとアニマとの関係性ですね。
ストーリーの主軸がメテオラという謎の生命体にコーコを殺されたクロエの復讐心という辺りで期待度は高く、実際にクロエのコーコへの想いはかなりの百合度を誇ります。
ノアはコーコの姿を模したAI、アニマはコーコを捕食したメテオラの変化した姿であるという因縁が有るのですが、彼女達に関わる度にコーコの影を見るクロエの姿は切なくも百合的に美味しいです。
またノア、アニマの方もクロエへ強い感情を見せ、百合度は充分。男性キャラも活躍する物語ながら百合的には安心かつ存分に楽しめる作品と言えるでしょう。
お話自体について SF要素はやや難解ながら熱さを感じさせる展開が◎
未知の生物により地下世界に押し込められた未来世界、巨大ロボットなどの高い技術が実現されているなどSF的要素が多い世界&設定ですが、物語的にもSF要素が強く、物語の真相が語られる場面やその詳細は中々に難解。(少なくとも管理人には(苦笑))
ただそうした要素はあくまで一部分であり、物語の要素としては百合要素となるコーコ、ノアやアニマとの関係は勿論、クロエの同僚であるアオバやヤマト、上司とも言えるデイター司令やジュリィ博士との関係性も重要。ゲーム的な面で言えばロボットに乗っての戦いは-アクション的な要素はあまり無いものの-単純に熱く楽しいです。

PSVR(PS4版)「ALTDEUS: Beyond Chronos」より
アクション性などプレイヤーが介入する要素は少なめなものの臨場感は素晴らしく、巨大ロボットに乗っている感は非常に楽しい戦闘パート


PSVR(PS4版)「ALTDEUS: Beyond Chronos」より
ヤマトやアオバとの絡みは多いですが、あくまで友情や共に戦う仲間という感が強く百合的には安心できる故に男性陣にも感情移入できるのは嬉しい&楽しかったです
また特筆すべき点としてはゲーム中・・・少なくとも管理人がプレイした範囲では深く語られなかったもののジュリィ博士の過去に百合的な匂いがするのも興味深いです。

最後にゲーム性に直接関わる部分では有りませんが、BGMや歌が非常に良くサントラで聞き返していたい楽曲が多かったのも好印象でした。
注意点について ゲーム的にはほとんど言及すべき点は無いものの、VRの要素をどう評価すべきかは意見が分かれるかも?
まず百合的にはクロエとコーコ、ノア、アニマとの関係に恋愛的な感情で男性が絡む事は無く、そういう意味では無問題ですね。ゲーム的な面でもVRゲームではちょくちょく指摘される3D酔いも発生し辛いですし、特別難しい操作も有りません。
ただ、戦闘パートではちょっとしたアクション要素が有り、その結果でルートが分岐する事が有るのですが、戦闘パートはすぐにやり直しが出来ないので失敗した時がちょっと面倒でした。


PSVR(PS4版)「ALTDEUS: Beyond Chronos」より
戦闘パートはブリーフィングや搭乗シーンなどの前振りから始まって戦闘終結までロード(厳密には違いますが)出来なかったり・・・
他のシーンではいつでも出来るので、アクション操作に失敗した時にちょっと面倒でした
あと言及すべき点としては記事執筆時点ではVRゲームが主流と言えるほど普及しているとは言い難く、多くの方にとってはNS版が実質的な選択肢になっているのは一考の余地があるかと思います。
NS版が発売されたのはVR版から時間が経ってからであり、VRを持っていないプレイヤーにもプレイの機会が得られたのは勿論喜ばしいですが・・・元々はVR専用ソフトであった事を考えると、VRだからこその演出が気軽に楽しめない作品である事には意見が分かれそうです。
結論について VR要素については意見が分かれるかも知れないが、百合的には非常に良質
記事執筆時点ではVRが主流でない事やストーリーが手放しでハッピーエンドと言えるか難しい -悲劇では無くとも一抹の寂しさや切なさが残る- 結末が多い事もあり、VR云々を差し引いても気軽にプレイ出来る作品とは言い難い面は有ります。
ですが、主人公クロエとコーコ、ノア、アニマの絡みは百合的に充分に楽しめる物である事やそんな彼女達の心の機微や触れ合い、そして戦闘シーンなど物語のハイライトがVR特有の臨場感で描かれるのは圧巻。


PSVR(PS4版)「ALTDEUS: Beyond Chronos」より
とあるルートではコーコと手を繋ぐシーンが描かれる事も
VR特有の臨場感でキャラ(コーコ)が間近にいると感じられたのは、やはり圧倒されました
VR要素が無いNS版でもあってもジャンルがADVである事もあって、そのストーリー性=百合要素は十二分に楽しめます。
VR要素については意見が分かれそうでは有りますが、個人的には百合的にもゲーム的にも楽しめる作品ですね!
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※関連作
数々の言動としぶとさ(笑)で強い印象を残したジュリィ博士の過去を描くノベル。ゲーム本編では謎めいた人でもあるので、ゲーム本編が気に入った方はチェックして見ると良いかも









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