純愛か? 歪な愛か? 漫画家と少女のガールミーツガール漫画「少女巡礼」

訪問者様より「少女巡礼」が百合要素有りと情報を頂きました!(情報ありがとうございます!)

掲載ページ

少女巡礼|サイコミ

最初は純粋な好意 でも・・・?

本作の大筋・・・少なくとも第1話時点では純粋さが過剰とも言える少女”アイコ”と実は有名漫画家であり、それをアイコに隠そうとする”マオ”とのガールミーツガールストーリー。

恋愛的な方向に行くかどうかはともかくとして、アイコに好意を持つマオが有名漫画家しかもアイコの憧れである”東雲しおん”である事がバレる=1個人であるマオとして見られなくなる事を恐れるというのは人間関係をテーマにした作品ではちょくちょくある展開で、百合的に◎。

「少女巡礼」第1話より
アイコへの好意故に”東雲しおん”である事を隠そうと決心するマオ
どうやら以前にも有名漫画家である事が原因で傷付いた事があるようですね

と、ここまでは王道的な百合ストーリーと言えるのですが・・・どうも不穏な要素も。

不穏な状況の東京と”東雲しおん”という神を妄信するアイコの姿に言い知れぬ不安を覚える

誰かを妄信する、過剰に愛するというのは作風次第ではコメディにすらなり得る要素で、アイコの東雲しおんに対する妄信もそれほど不安になる要素では無いはず。

ですが、作中では東京が異常気象と地震に日常的に晒され、人心が不安定になっている事が示唆。そして漫画というメディアによって有名漫画家というある種の”神”を創り出そうと画策しているシーンが有ります。

「少女巡礼」第1話より
不安な情勢だからこそ、それを利用する
ある意味で間違っていない考え方ですが・・・危ういのも事実

そこに純粋に過ぎ、見方によっては狂信的に”東雲しおん”を信奉するアイコの姿を見ると言い知れぬ不安を覚えます。

「少女巡礼」第1話より
今回のエピソードの最初から最後まで”東雲しおん”への信仰とも言える信頼を示すアイコ
狂信とも言える、その姿は作中の東京の情勢と合わせて不安を煽ります

人は自分の想像と現実のギャップが大きければ大きいほどショックを受けるもの。果たして”東雲しおん”の正体を知った時にアイコがどういう反応をするのか・・・。

百合好きとしてはそのギャップを乗り越えアイコがマオを受け入れてハッピーエンド、を期待したい所ですが、周囲の思惑と”東雲しおん”の人気がそれを許さない印象。

果たしてどういう展開をしていくのか・・・先が不安では有りますが、それ故に続きが気になる作品。今後が怖くも楽しみです!

スポンサードリンク

ダイレクト特集ページ用バナー(ダウンロード版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました