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ユリ熊嵐

全3巻。

TVアニメ放送された同名作品のコミック版。

キャラクターデザインを手がけた森島明子先生による作品で、当たり前ですがキャラ的にはアニメ版との違和感はゼロ。

だがキャラクターデザインやクマ、過去の因縁などの設定を維持しつつも内容はパラレルであり、言わば森島明子先生による「もう一つのユリ熊嵐」と言える内容となっています。

特に特徴的なのはTVアニメ版では"クマ"という生物が実在し、人類と敵対している事が設定として存在したのに対し、本作では銀子など一部の人間だけが見えている存在・・・ある種のクオリアとして描かれていること。

そのため一種のファンタジーといった趣のあったTVアニメ版に対し、設定的にはかなりリアル寄りなドラマになっていますね。

「ユリ熊嵐」第8話より "クマ"は紅羽達には見えていない事が示唆されます
「ユリ熊嵐」第8話より
"クマ"は紅羽達には見えていない事が示唆されます

そしてもう一つ特徴的なのは、大人の百合・・・銀子や紅羽の母やユリーカなどの関係がクローズアップされていること。

もうこの辺りは素晴らしい大人の百合作品を多数描かれている森島明子先生の真骨頂という感じで、かなり良かったです!

「ユリ熊嵐」第7話より 紅羽の母"澪愛"を巡って複雑な関係になっている銀子の母"カレ"と義妹であるユリーカ
「ユリ熊嵐」第7話より
紅羽の母"澪愛"を巡って複雑な関係になっている銀子の母"カレ"と義妹であるユリーカ

TVアニメ版でもユリーカと澪愛の関係-大人の百合-は有りましたが、本作では更にじっくりそれが描かれていますね。

他にも純花や蜜子もTVアニメ版とはまた違った形で登場し、物語に花を添えてくれます。

・・・TVアニメ版を視聴した後だと、純花と蜜子のその後に驚かされます。まさか、あの二人がああいう関係になるとは・・・いや、個人的には好印象でしたが。

あ、あと"ライフ・ジャッジメント・ガイズ"の3人も意外なポジションだった事も面白かったですね~。いやまぁTVアニメ版のポジションを考えると、ある意味で最初から隠す気は無かったのでしょうけども。

話の方向性はTVアニメ版とは大きく異なりますが、クマなどの設定や過去の因縁など-銀子の過去の罪など-のTVアニメ版の要素がうま~く料理されており「もう一つのユリ熊嵐」として素晴らしい作品となっています。

個人的には澪愛と銀子の因縁に関して、ここで"罪グマ"という要素が出て来るか~と感服しました。

抽象的な表現も多く、また悲劇的な要素も多かったTVアニメ版と比べると、切ない要素を含みながらも明るい内容で非常に読みやすいです。

特に純花のファンは彼女の活躍を見る事が出来るので、是非読んで見る事をお勧めします

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