今月気になる作品は「このぬくもりを君と呼ぶんだ」でしょうか。
レーベル公式サイト
”百合×SF”の小説と言えばハヤカワ文庫様発「裏世界ピクニック」が火付け役という印象で、その後もメインはハヤカワ文庫という印象でした。
当サイトの関連記事
「SFマガジン 2019年 02 月号」百合特集を読みました!そんな中でガガガ文庫様から「百合×SF」と明言されたのが本作「このぬくもりを君と呼ぶんだ」という事で、百合的な期待感は勿論、どういうSF作品に仕上げているのかという意味で非常に気になります。
あらすじを見ると、空や太陽まで人工物=偽りで固められた世界で”リアル”を求めるレニーが出会ったトーカに”特別”を感じるという流れであり、この辺りは有る意味で青春の王道ですが、”空から謎の球体が降ってくる”という先の展開が読めない事件が起きるのがポイント。
この事件を機にレニーとトーカの日常は崩れていくようですが、それがどんな展開になっていくのか・・・世界の秘密を探る?それとも単に二人で生きていくために逃げに徹する?それとも・・・と色々な想像が可能なのが楽しみなところ。
百合の方向性という意味では中々判断が難しい(恋愛寄りなのか、友情寄りなのか、など)ですが、上記のように純粋にお話としてレニーとトーカがどうなっていくのか?という意味で非常に興味を引かれます。
また著者の悠木 りん先生は本作がデビュー作という事もあり、悠木 りん先生の作風やガガガ文庫様の”百合×SF”のベクトルはどの辺りを向いているかという意味でも意義深い作品になりそうですね!
※半角文字が含まれると、その種類や組み合わせによってはファイアウォールによってエラーが出る(サイトへの攻撃と誤認される)事が有ります。
その際はお手数ですが、半角文字を使用しないようにするなどして再度コメントして頂くようお願いします。
※メールで記事やコメントの投稿をWordPress.comを介して受け取れる機能が有ります。
ユーザー登録などは必要有りませんので、是非ご利用下さいませ。