以前に情報を頂いた「百合の間に挟まれたわたしが、勢いで二股してしまった話」を読んで見ましたので話題に。

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オーバーラップ広報室 【特設サイト公開＆新作紹介】『百合の間に挟まれたわたしが、勢いで二股してしまった話』

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百合の間に挟まれたわたしが、勢いで二股してしまった話｜株式会社オーバーラップ

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訪問者様より「百合の間に挟まれたわたしが、勢いで二股してしまった話」の情報を頂きました！

以前に頂いた情報として

• 主人公もお馬鹿だけど何事にも一生懸命なキャラなので好感が持てる

• 本当はヒロイン2人は主人公を好きじゃないみたいな展開はないので安心して読める

• まだまだ気になるキャラが何人かいるので続きが欲しい

という3点を挙げましたが、正にその通りの内容でした。

順に語っていくと主人公：四葉は確かにお馬鹿キャラな所が有りますが、ヒロインである凛花と由那をしっかり想った上で二股という関係を選んだというのが伝わるため悪い印象はあまり有りません。

特に”二人のため”という想いを言い訳にして自分を正当化せず、悪い事をしているという事をシリアスになり過ぎず描写されている辺りは個人的には好印象でした。

ちょっと自己評価が低い＝自分を卑下する描写が多いのはどうかと思う時も有りましたが、終盤に凛花と由那に想って貰える事で自分を認める事が出来るようになっていくので、それを思えばこその描写なのだろうと思えましたしね。

次に凛花と由那ですが、何故”聖域”と呼ばれるような関係になっているかなどはきちんと言及され、その上でお互いに”親友”として大事に想いつつ恋愛感情として四葉を想っている事が語られるため、安心して楽しめます。

また四葉へのアプローチも由那は「(四葉に抱き付いて)～むぅ、ブラジャー越しなのがもったいないわね。でも、本番への期待が高まるからこれはこれで良し！」と言ってみたり、凛花も「私はむしろ四葉さんにリードしてほしいかも。めちゃくちゃにされたいっていうか」などと言ってみたり、行為的にはキス以上のシーンは無いもののセリフ的にはかなり際どくドキドキさせてくれます！

気になるキャラに関してはまず四葉の妹ちゃん達である桜と葵。本編を読んで頂ければ分かりますが、二人とも四葉に相当な好意を寄せている事が察せられ、お蔭で凛花と由那とのパート以外でも百合分をたっぷり供給してくれました。

本編中では二人とも四葉が凛花と由那と恋人関係になっている事を知らないので、今後二人がどういう反応と行動を取るのかが気になるところ。特に桜と葵は四葉への抜け駆け禁止協定を結んでいたくらいなので、色々と波乱が起きそうです！

次に凛花と由那＝聖域ファンクラグの副会長”小金崎 舞”と彼女を慕う”静観 咲茉(えま)”。出番が少なめという事もあって舞が何故ファンクラブの副会長をやっているかはしっかり描写されませんでしたし、彼女の過去はかな～り興味を引かれる形でチラ見せされただけですし。・・・本人的には黒歴史なので詳細は伏せられた方が良いかも、ですが(笑)

咲茉はもっと出番が少ないので、舞を慕うが故に暴走する－本編中では四葉を拉致したり－など百合的にもキャラ的にも面白そうなので、舞とセットで今後の活躍を見てみたいところです。

それにファンクラブという点で言うと会長がどんな人が就任しているか気になりますし(笑)

以上でしょうか～。非常に楽しく面白く読めた作品でした！二股という言葉が入っていますが、ジャンルがラブコメという事でシリアスな要素は少なめですし、ラストはハッピーエンドと言える物で良い意味で手軽に読める良作と言えます。

個人的にはこうした3人以上の関係と言うのはその関係性をどう維持していくかが見所だと思うので、むしろ2巻が本番とも言えると思うので是非続刊して欲しいところです。・・・妹ちゃん達の動きも気になる＆楽しそうですしね！