今月の注目本は「白き乙女の人狼(ウェアウルフ)」を話題に。
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「白き乙女の人狼(ウェアウルフ)」古色蒼然とした設定の学園で行われる人狼ゲームという設定が斬新
舞台が”よりよい花嫁を目指し高等教育を受ける寄宿制の女子校”で、しかも純潔を失うと即退学という現代の目で見れば時代遅れとすら見える設定の学園が舞台であり、主人公の灯もそうした価値観を受け入れているのでそこを見れば百合要素は何処に?と思える設定です。
が、そこへ灯に後輩の紫苑が告白してきた事によって同性との恋愛も有り得るという展開を盛り込み、そして畳みかけるように紫苑が誰かと行為に及んだという事件が発生、犯人探しを生徒によって行われる=”人狼ゲーム”になっていくという流れは非常に面白いですね。
”行為に及んだ事を発覚させる薬を服用させられる”、”学園の面子を保つために事実確認もせずに犯人を決め手幕引きを図る”などトンデモ薬が出て来る事や学園側の非人道的な姿勢などは好みが分かれそうですが、色々と気になる要素がは多く、そこは続きが気になる面白さが有ります。例えば
単純に犯人は誰なのか?
犯人は何故、紫苑と行為に及んだのか?
何故、紫苑は行為をしてしまったのか?
などなど。現時点では人狼ゲーム的な面白さが前面に出ていますが、話の展開次第では百合要素の方も強く出て来るでしょうし、今後が楽しみな作品の一つです。









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