※「ガールズキングダム6: サクラ色の風」の感想記事を追記
※旧サイト(FC2ブログ)より転載 追記、修正
お嬢様である”社交科”の生徒が、メイドを目指す”家政科”の生徒を雇うという制度が確立している”天使女学院(あまのつかじょがくいん)”を舞台とした学園ストーリー。
設定的には「マリみて」を連想させる所がありますが、本作ではお嬢様のメイドになる=学園卒業後も確固とした関係が続く事が前提である事が特徴であり、百合的にかなり美味しい。
基本的なストーリーはメイドになるつもりが無いのに家政科生徒として入学した”みさき”と、そんなみさきを自らのメイドとしたお嬢様”姫子”を中心に進み、二人の仲が深まっていく様はニヤニヤが止まらないレベル(笑)
他にも多くの魅力的な主従が登場―上下関係をわきまえた主従から正味のカップルと言える主従まで―し、読者の百合心をくすぐってくれます。
第1~4巻まで同人誌として発行し、第5巻以降は商業ベースとしてイラストレーター様も変わって心機一転して刊行が再開されました。
どの巻もテンポ良く読める上、百合的にもストーリー的にもマイナスな要素は無し。安心してお勧めできる作品の一つです!
※気になった方はpixivから第1巻をサンプルとして丸々読める(但し挿絵は無し)ので、一度目を通されると良いかと!
作品紹介のあらすじ通り・・・みさきの同級生にしてメイド長の留学生サラちゃんのお嬢様を巡って各サロンが水面下の争奪戦を画策するエピソード。
と言っても、肝心のサラちゃんのお嬢様ことサクラ様は終盤での登場・・・つまり本格的な争奪戦は次巻以降へ持ち越しとなってしまうのですが!
これには思わず
「うおおーー!メッチャ良い所で終わっとる!!Σ( ̄■ ̄;;」
となってしまいましたが(苦笑)、こうした続きが気になって堪らないと言うのも連作の醍醐味でしょう。
それに続いていると言っても今作の見所は十分。
今回初登場となるサロンとその主従 お嬢様である”沙梨”とメイド”まり”は勿論、きららとサラのお嬢様自慢にサラの過去等々。
特にお嬢様自慢に関してはきららとサラを止めようとしたみさきが「どうせ一番は姫子さんなんだから争っても仕方ない」みたいな事を言ったりと、これまたニヤニヤが止まりません!
また直接的な出番は少ないもののエピソードの渦中の人であるサクラお嬢様も素敵。
相手の為と思えば頬を張るくらいの事はしてのけるほど気丈な性格でありながら身長145cmというギャップがまた・・・!(*´Д`)
これに関してはイラストが素晴らしい仕事をしており、サラが随所でサクラお嬢様の素晴らしさを語るせいで跳ね上がったハードルを軽々と超える雰囲気を醸し出していました!
管理人も思わず「こりゃあ、サラちゃんも惚れるわ~」と呟いちゃいましたもん(笑)
以上でしょうか~。
今回は次巻へ続くエピソードとなっており、続きが気になって仕方ない展開でした!
サクラお嬢様を巡る各サロンの思惑と駆け引きがどうなるのか。
特に今回のエピソードでは確実にサクラお嬢様を狙っていると目されるサロン・・・と言うか、ちびっこお嬢様大好きメイド(笑)めいさんがどう動くのか楽しみ!
次巻も期待して待ちたいと思います!
「ガールズキングダム5: お給金と幽霊騒動」感想
商業ベースに移行後、初めて刊行された巻。
イラストレーター様が変わってビジュアル的な印象が変わったキャラも居るものの根本的な面は良い意味で変わらず、明るく楽しい学園百合ストーリーとなっています。
内容的には
の二本立て。
お話の中心はみさきながら「初めてのお給金」は先輩達にどんな贈り物をしたか?を聞きに行く、「幽霊騒動」ではちょっとした事件に巻き込まれるという展開であるため様々なキャラに出番が有るのが特徴。
贈り物のエピソードでは正に様々で、各主従(カップル)の関係性やメイド達の考えを知る事が出来、また妄想の幅が広がります(笑)
まぁ九重姉妹は相変わらずでしたが(笑) ほんと何でメイドなんてしているんでしょうね、あの姉妹(苦笑)
肝心のみさきの贈り物も百合的に夢が広がるものに決まりましたし、非常に楽しいエピソードでした!
「幽霊騒動」は下手に語るとネタバレになってしまうエピソードなので難しいですね。
ただアンジェリカ様の”ある一面”は本当に意外でした!
百合的には全く問題無いものの、作品の方向性に新たな面が加えられる事になるかも?ですね。
以上でしょうか~。今回も非常に楽しませて貰いました!
既に新刊である第6巻も刊行されているので、早く読了して記事にしたいところです!
FC2ブログ時代 「ガールズキングダム~金の契約~」感想
訪問者様から教えて頂いた小説。
元は同人誌で刊行された作品だったようですが、現在はkindleで販売されているため比較的手軽に購読出来ます。
※イラスト無しならばpixivで第1話は無料で読めるようです。
で読了してみた感想ですが
以前に書いた紹介記事(FC2ブログ時代に作品を教えて頂いた事を記事にしました)で言及した通り設定が非常に魅力的で、ストーリーも王道を押さえた明るく読み易い作品
と言ったところでしょうか。
設定に関しては色々と妄想の広がる設定なのが◎。
この第一作目でも早速、メイドの専属雇用を約束した”セラフ”を二人抱えるお嬢様が登場しますし、熱烈にセラフになる事を希望する主人公のルームメイト”きらら”も登場します。
続刊で更なるキャラと多彩な関係が垣間見れる事が期待できますね。
ストーリー的にも学園の主旨から凄まじく浮いた存在になっているみさきと様々な事情からみさきと出会うまで契約をしてこなかった姫子。
この二人の関係が非常に良いですね。
これまでセラフを持たなかった事もあって他人にお世話してもらうお嬢様気分をはしゃぐように楽しむ姫子、そんな姫子に対して不器用ながらお世話をしつつもだらしない所には容赦なく突っ込むみさき。
そして入浴シーンで姫子の美しさにみさきがクラクラすると言うお約束(笑)もキッチリ押さえてあります!
今回のお話ではまだ契約直後と言う事で、二人の主従としての関係はスタートしたばかりです。
今の所は主従と言うより友達関係のような二人の関係と気持ちがどう変化していくのか、今後のお話が非常に楽しみです。
FC2ブログ時代 「ガールズキングダム2: サロンストラッグル」感想
「ガールズキングダム~金の契約~」の続きですね。
今回は主人公みさきのルームメイト”きらら”がセラフになろうと奮闘、その騒動にみさきが巻き込まれる形で二人が”サロンストラッグル”と呼ばれる決闘に参加すると言うお話。
百合的にはみさきとお泊り&それに備えたプレゼントをしたりとちょっと楽しそうに主人風を吹かす姫子や窮地に陥った時に姫子を信じる事を選んだみさき、みさきが所属するサロンにサロンストラッグルを仕掛けた”飛鳥”とそのセラフ”めい”の関係などが見所でしょうか。
飛鳥&めいのカプはちびっ子お嬢様としっかり者メイドといった風情であり、一見するとめいの方がお嬢様のように見えるような外見でありながら、めいが飛鳥にベタ惚れという設定は美味しいです。
残念ながら今回、その描写は”テーブルマナー対決の真っ最中でありながら飛鳥の口元を拭ってしまう、めい”くらいしか無かったのですが、今後の楽しみが増えたのは嬉しいですね。
お話としてはサロンストラッグルと言う騒動がテンポ良く展開し、終始楽しめました。
特に九重姉妹のトリックスター振りが良かったですね~。
恐らく本作の影の主人公はこの姉妹。ラスト、美味しい所を持っていく辺りもちゃっかりしていますw
作中でもこの二人は「只者じゃない」とみさきが評していましたが、今回も二人の謎は深まるばかり。
社交科生徒(お嬢様)でもおかしく無い能力と風格を持ちながら家政科生徒(メイド希望者)に甘んじているのは何故か。
普通に考えれば家が没落したパターンなのでしょうが・・・少なくとも金銭的には問題無い、と言うか標準以上の力がある事が劇中で示唆されていますし。
神楽と一緒に居たくてわざわざ家政科生徒になった、と言う展開だと百合的に萌えるのですが・・・気になる所ですね。
総じて楽しめました!
今回は「サロンストラッグル」と言う対決イベントがメインになった事もあり、百合要素はちょっと控えめな印象もありましたが、お話として非常に面白かった&今後の楽しみが増えた事もあり大満足です!
FC2ブログ時代 「ガールズキングダム3: 夢見る少女」感想
連作同人小説「ガールズキングダム」の3巻。
あらすじからするとみさきときらら、メイド陣のお話のようですが実質的には神楽様のお話ですね。
これまではどちらかと言うと百合要素的にはお嬢様とメイドの関係がメインといった感じでしたが、今回はお嬢様(社交科生徒)同士の関係がメインとなっており、また一段と幅広い作風を感じさせます。
幅広いと言えば、みさきときららが挨拶回りをする展開があり、そのお陰で他の様々なキャラが初登場&意外な一面を見せてくれました。
特に劇中でみさきが少し言及していますが、めいさんが(笑)
前回ではスッとした、どちらかと言えばカッコイイ系の人かと思っていたのですが・・・思いの外、ダメ人間でした(笑)
え?他人の人間性を簡単に揶揄するのは感心しない?
う~~ん、もっともですが、四つん這いになって小さい女の子を背中に乗せて悦に入る姿に対する感想となると・・・やっぱり、ねぇ?(笑)
新キャラで一番印象的だったのは姫子様と只ならぬ因縁が有りそうな姫子様の昔の女紫苑様。
ビジュアル的にドストライクというのも有りますが(笑)、姫子様との関係など今後の物語において重要なキャラになりそうで非常に気になるキャラですね。
以上でしょうか。
元々お嬢様とセラフ・・・未来の専属雇用が約束されたメイド学生という持続性のある関係が大きな魅力だった本作ですが、今回の神楽様のお話もバレーボール選手である美奈子様を立ち上げ予定の自社の選手という未来のビジネスパートナーに迎える、未来-卒業後-へと続く関係を感じさせる物語でした。
熱烈な恋愛ストーリーではありませんが、高校に結んだ関係が持続するという点では一緒であり、今回も面白く魅力的なお話でした!
新キャラが一気に登場した事もあり、次回以降にどんなお話が展開するのか、また楽しみです!
FC2ブログ時代 「ガールズキングダム4: 運命の雪月花」感想
今回は絵理栖様の銀の契約(エクスシア)、3人組のお話。
あらすじとしては
劇中でも度々登場している絵理栖様のレストラン”エコールキッチン・エリス”が今ひとつ振るわず、このままではレストランを任されている3人”ゆきな”、”みづき”、”はなか”のエクスシア契約が打ち切られる可能性も。
絵理栖様としてもそれは本意では無いため、建て直しをみさきに依頼するが・・・
といった感じでしょうか。
ちょっとした経営再建ストーリーといった趣になっており、今回も面白いお話となっていますね。
百合的には、まずレストランが振るわなかった理由その物でしょうか。
言われてみれば「あ~」と納得なのですが、有る意味で3人組の”絵理栖様への惚気みたいな感じになっていますからね(笑)
そして主人公たるみさきのお嬢様 姫子様でしょうか。
自分では気付いていないのですが、ここ最近の言動はすべてみさきをセラフにした事によって浮かれている-ある種の惚気をする-ためによって取られていた事が判明。
お陰で周りからその点を突っ込まれて顔を真っ赤にするハメになったり、かと思えばみさきにちょっかいを出されて拗ねたりとみさきラブっぷりを披露してくれます。
主人公なので当然と言えば当然かも知れませんが、今回も安定して楽しませてくれました。
あと個人的に印象に残ったのは、やはり九重姉妹。
今回も言いたい放題(笑)
そろそろこの二人の謎にも迫って欲しいですが、このまま謎の傍若無人姉妹で終わるのも楽しいかな、とも思いますね(笑)
もう一編収録されていて、そちらは劇中にちょくちょく登場する菫様&みはやさんの主従の馴れ初めをみさきが聞くというもの。
家柄の違いから主従と言う形式を取っているものの、本当は親友とお互いに思っており、呼び捨てで呼び合う仲という中々に美味しい二人となっています。
まぁあのラストを見る限り、親友では無く本当は恋人といった方がしっくり来そうですけどねぇ(ニヤニヤ)
公式サイト
GL文庫公式サイト
第1巻サンプル掲載サイト
「ガールズキングダム~金の契約~前編」/「なよ」の小説 [pixiv]
「ガールズキングダム~金の契約~後編」/「なよ」の小説 [pixiv]
新刊
既刊
ガールズキングダム: 金の契約 (GL文庫)
ガールズキングダム2: サロンストラッグル (GL文庫)
ガールズキングダム3: 夢見る少女 (GL文庫)
ガールズキングダム4: 運命の雪月花 (GL文庫)
ガールズキングダム5: お給金と幽霊騒動 (GL文庫)
関連
スポンサードリンク
秘村シキです。かなり遅いですが、こちらにコメントです!
今更感がありますが、やはり、読み終わってからコメント
したかったので!!
今回も、安定の面白さでしたね!………………まあ、
仰る通り、かなり良い所というか、これから、始まる!!みたいな
ところで終わりましたね(苦笑)
というか前回の話の流れと、サブタイトルから、少なくとも
サクラお嬢様が登場して何かしらの出来事があって、終わりと
思ったのですが、回想とラストの登場だけでしたね(苦笑)
というか、みさき、1巻からは考えられないくらい、姫子さんに
デレデレですねw自分は特に、最後辺りのお風呂シーンのイチャイチャを推したい!
なんかもう、登場キャラの中では別次元の仲良さな気がしてならないのですよ!
みさきが九絵姉妹に過剰に触れられることを、嫌がっている描写があったから
より際立っているような気がしました。
とまあ、やはり、一番ラブラブなカップルは、みさきと姫子さんだな、とか
思っていたら、その後の、サラさんのデレデレっぷりと、それを喜々として
受け入れるサクラお嬢様のやり取りに、匹敵するのがいたーー!!ってなりましたよ!
サラさんのことも、色々と解って、前回より好きになれましたし、
器のデカそうなサクラお嬢様が、どう動くかも楽しみですw
……………唯一の問題は、次回はいつ出るのか、ってところですよね(苦笑)
半年後が妥当な気がしますが、短いのだから、3ヵ月くらいで出てくれると
嬉しいのですけどね。まあ、無理でしょうか(苦笑)
そういえば、FLOWERSの冬編の情報も出ましたね!
個人的に気になったというか、推したいのは、蘇芳とえりかのボイス、でしょうか。
お互いに、名指しで台詞を言っているのが印象的でしたね。
春編の時、蘇芳とえりかがお似合いとか思ってしましたが、こういうのを聞いていると
変わらず、そんなことを考えてしまいますw
というか、えりか、もう少し、千鳥のこと話そうよ、とかも思いましたね(苦笑)
千鳥は、1~3、全部、えりかに対する惚気だというのに!
立花さんは、蘇芳とのイチャイチャが垣間見えそうな台詞でしたねw
願わくば、小さな幸せではなく、大逆転!!みたいなEDを所望したですw
ダリア先生は………………今までのゲームのおまけのキャストコメントを思い出しましたねw
中の人の願望が、ついに叶うのか?!といった感じでしょうか。
そんなネタみたいなセリフとは対照的に、3のボイスは、何とも意味深に思えました。
そして、おっしゃる通り、先輩たちのボイスがない…………ちょっと寂しいですね。
あと、リディー&スールのアトリエ ですよ!
この記事を見た瞬間、嬉しいというより、ホッとしましたよ!
個人的には、かなり楽しんでいますが、フィリスとのアトリエ、悪評が目立っているので
ちゃんと、「不思議な~~」シリーズが続くか、心配でした。
時間が掛かってもいいので、今度こそは、おしい!と言われないような
作品に仕上げてほしいです!
というか、「スール」って狙っているのでしょうかねww
スールな関係になってくれたら、楽しいのですけどねw
話が、あっちこっちに行って、長文になってしまいましたね(苦笑)
どの作品も、今後が楽しみですw
それではw
コメントありがとうございます!
またお越し頂けて嬉しいです!
いやぁ続きが気になる!と言うのは幸せな事だと思うのですが・・・テンションが上がりまくった所でお預けですからね~。
まぁそれが狙いな所も有るのでしょうけども(笑)
みさき、作中でも突っ込まれていますけど完全に姫子さんに染められていますね(笑)
あ~なるほど!そういう見方も出来ますね!
管理人は「下着を見せるとしたら姫子さんくらい」と思っている時点で、完全に染まっているなと思いました(笑)
サクラ&サラは主従の成立過程は勿論、サクラお嬢様の方が身長が低いのが(*´Д`)
確かにハッキリ見える形でのイチャラブ度はみさき&姫子と匹敵しますよね。
ラブ度では菫様&みはやさんもかなりの物ですが・・・出番が少ないですからね(泣)
この二人、未だにイラストが無かったはずですし・・・どうも不遇です(苦笑)
う~~ん、早くて再来月でしょうね。
個人的には月刊でも良いくらいですが、そこは作者様の都合も有りますから。
いや、ほんと蘇芳とえりかを見ていると千鳥がやきもきするのが分かります。
千鳥の方はラブラブコールしているのに、えりかは照れのせいか素っ気無く見える事も多いですからね(笑)
いや~立花さんはサブヒロイン扱いだとしても、もうちょっと充実したEDが欲しい!
冬篇はラストですから、完全に分岐したEDでも問題無いはずですし、期待したいところです!
ダリア先生は完全に中の人の影響を受けてますよね(笑)
本人だけでなく役(キャラ)も制服を着るのか!?と(笑)
3番は・・・やはり秋篇ラストの”あれ”に関する話題ですかねぇ。
それともただの雑談的なセリフなのか、気になるところです。
基本的にアトリエは3部作毎に世界観が変わるので、そこは心配してなかったです。
勿論、ゲーム的なクォリティは蓋を開けないと分からない部分も有りますが・・・。
いやもう、記事でも言及した通り「スール」って聞くと、どうしても、ね?って感じです(笑)
コメントありがとうございました!
またお暇な時にでもお越し下さいませ。
それでは失礼致しますね。