今月の注目作として推したいのは、これまでに当サイトでも話題にさせて頂いた「処刑少女の生きる道(バージンロード)」ですね。
これまでの記事で言及していますが、本作の特徴は良い意味で裏切りが続く展開、ですね。
※当サイトの関連記事
「無能力者のためのチート殺し」が「処刑少女の生きる道(バージンロード)」と改題、第11回GA文庫大賞にて大賞を受賞したとのこと!
訪問者様より百合要素のあるWeb小説「無能力者のためのチート殺し ~少女はこの世界で生きるため、手段を選ばない悪人になることを決めた~」を教えて頂きました!例えば
冒頭では冴えない男性主人公による異世界転移モノと思わせて、実態は異世界人を狩り殺す役目を負った異端審問官”メノウ”とターゲットとなる”あかり”とのストーリー
あかりに絆される兆候を見せつつも、あかりの命を狩るチャンスを伺うメノウ。しかし、その行動はある人物の掌の中とも言える行動で・・・
メノウを慕う後輩”モモ”。当初はお約束の暴走系の百合キャラと思いきや、キッチリとメノウを慕うようになった経緯が描かれ、彼女なりの真摯さが感じられるように
といった具合に”よくあるパターン”と言われる展開、予想を裏切ってくれます。お蔭でメノウとあかり、モモがどうなるのか全く予想が付きません。
この点は悲劇的な結末になる可能性もある=百合を楽しむ上で辛い要素となり得るとも言えるのですが・・・お話としては、だからこそ結末が気になる構造となっています。
特にあかりの心情と能力には非常に謎が多く、メノウへの好意も単純に好き、という訳では無いのでは?という点は上記の点を踏まえても百合的に美味しい点ですね!
純粋にお話としての魅力、注目点は上記の通りですが、もう一つ気になる点としては本作がGA文庫大賞:大賞を受賞しての刊行という点ですね。
関連サイト
GA文庫|GA文庫大賞こういった”賞”を受賞した作品が必ずしも一般的な人気、売上に繋がるとは限りませんが、それでも様々な人の大きな期待を受けて刊行されるのは確か。
それが本作のように百合要素の強い作品ならば百合作家さんは特に期待されているでしょうし、本作が商業的に大きな成功を収めれば百合ジャンルにとって増々の弾みとなるでしょう。
今後の百合ジャンル・・・特にラノベ業界に大賞受賞作が与える影響、という点でも注目したい作品だと思います。
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