![]() | 対応ハード | steam(PC)、NS |
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ゲームジャンル | デッキ構築型ローグライクRPG | |
プレイ人数 | 1人 | |
発売日 | steam:2024/5/3 NS:2026/1/29 | |
百合要素の傾向 | 友情、信頼 | |
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備考 | 魅力的なキャラが多数登場&信頼度的な要素はあるが、キャラ攻略的なEDは無し DLCはスキンや追加アイテム、追加エピソードなどがあり充実しているのでお勧め(NS版は標準で実装されるとのこと) |
『クロノアーク デラックスエディション』発売発表トレーラー
主人公の少女”ルシー”が唯一世界を救える存在である。そんな状況でスタートする事もあり、ルシーは仲間となるキャラ達から―基本的には好意ながら―様々な感情を向けられる事になります。
そのため女性の仲間キャラとの間で、旅の休憩となるキャンプでの会話、メインストーリーによる展開での会話などで百合要素を感じるやり取りを楽しめる場面も。
特に個人的に印象深かったのはモモリとのやり取り。最初はルシーに対して物凄い態度が悪かったのですが・・・メインストーリーを最後までプレイすると、友情という括りではあるものの、相当にルシーに依存しているのが分かるようになり、百合好きとしてはニヤニヤが止まりません(爆)

またそれ以外のキャラでも友情や信頼といった”親愛”といった意味合いでの百合は楽しめるのは◎



惜しむらくはキャラ別のEDが無い=キャラ攻略の要素が無いこと。そのため特別に百合要素が強いとは言えず―百合がメインテーマでは無いので当然と言えば当然ですが―、あくまでストーリーの展開上でプレイヤーの妄想で百合を楽しむのが肝要ですね(苦笑)
ただ、登場する女性キャラに男性キャラが恋愛的に絡む事はほぼ無かったため、百合要素を阻害する要素もほぼ無いので、そこは安心できる要素と言えるかと。
お話、ゲーム要素について
ストーリーを抜粋すると、以下の通り
遠い昔、世界は黒い霧に包まれ、生き残った人類は「アーク」へ待避しました。
世界を元に戻す方法はただ一つ、世界各地に潜んでいる「タイムシェイド」を探し出し、時計塔を起動させること。
時計塔が起動すると、世界は平和だった頃に戻るはずです。
「ルシー」は「アーク」の下、「歪みの地」で目を覚まします。
彼女に残っている記憶は「時計塔を起動させろ」だけ…
プレイヤーはルシーと共に調査団を結成し、「タイムシェイド」を探すための旅に出ます。
これだけを見るとファンタジー的な世界観のように思えますが・・・世界の謎が徐々に明らかになる度に全く違う世界が見えてきます。
そこにはミステリー的な要素や人の業のような要素を含み、かなりシリアス。その結末もかなり考えさせられる物となっており、気軽なストーリーでは無い分、見応えのあるものとなっています。
翻ってゲーム的には、特徴的な戦闘システムが印象的。操作的にはシンプルなターン制バトルながら、以下の要素がある事が奥深い戦闘を実現しています。
- カードをドローしながら行動を決定するターン制バトル
- 仲間ごとに固有カードやスキルを持ち、それを活かす戦略が重要
- 運要素(ドローや敵行動)と、戦略要素(カード管理・パーティ構成・ドロップアイテム)の絶妙なバランス
この上にダメージには、すぐに回復が可能な”回復ゲージ ダメージ”と回復し辛い”ダメージ”が分かれているなど、考える事や覚える要素は多く、この辺りはカードデッキ構築ゲームらしく難しくも面白い所です。
百合的に推したいモモリも上級者向けキャラとされていますしね。まぁだからこそ可愛い&使いこなせた時の爽快感が素晴らしいのですが!!
演出的にも一部のスキルカードにはカットインが入り、カッコ良さや可愛さを楽しめる一幕も。
お陰で余裕がある時はついつい演出付のスキルカードを使っちゃう事も有りますね(笑)
注意点について 百合要素はメインでない&慣れるまで大変
注意点としては、まず百合的にはメインでは無いという事もあり、あくまで”ある程度楽しめる”に留まっていること。特にキャラ攻略的な要素はほとんど無いのはゲームという媒体である事を考えると、ちょっと寂しいですね。
またメインストーリーでは、ある男性キャラがかなり目立つ&恋愛的なニュアンスでは無いもののルシーに絡むので、そこは受け入れ辛いかも?ですね。個人的には大丈夫でしたが・・・そこは個人差が有るので。
ゲーム的にはローグライトやカードゲーム的な要素・・・”一度全滅すると基本的にやり直し”、”ドローなどの運要素”、”様々なカードの効果への理解”などの要素が鳴れるまでは大変、という事でしょうか。
これはゲーム的な面白さに繋がる部分でも有るのですが・・・こうしたゲームに不慣れな方には中々に大変。かく言う管理人も最初はサクっと全滅-ストーリー的にもゲームバランス的にも何度も全滅するのが前提では有りますが-しました(苦笑)
ただ慣れて来るとキャラの編成やスキルの構成、装備品の構成などを運の要素が絡んだ中でどう組んでいくか、そしてそれがハマった時の楽しさはかなり物が有ります。
またどうしてもクリアが難しい場合は全滅してもパーティが強化されるモードも選択できるので、このモードで挑戦すると良いでしょう。
結論について 難易度は高いがゲーム性は高く、ある程度の百合要素を楽しめる
結論としては、百合だけを目的にするにはちょっと厳しいです。ですが、主人公が女性キャラであるルシーである事もあって、親愛という意味での百合要素は楽しめます
その前提であれば、難易度は高いものの奥深いゲーム性を備えたローグライクRPGと言え、非常に面白いです。
特にsteam版の場合、有志が制作したmodを手軽に導入できる事もあり、更に長く遊べる要素を盛り込む事が可能です。
カードゲームやローグライクの要素が好き、シリアスで意外性のあるストーリーが好きで、そこに軽めの百合要素が楽しめればOKという方には強くお勧めします!
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