管理人が把握している範囲で、今月の注目作は「魔女とくゅらす」ですね!
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魔女とくゅらす – 柴田康平 / 第一服「魔女と再会」 | コミプレ|ヒーローズ編集部が運営する無料マンガサイト
- 著者:柴田康平 先生
- 発売日:2025年10月29日
百合的な見所:シエンとタマの師弟関係。特にタマのシエンへの慕情はかなり◎。また第6~7話時点ではタマの友人”モード”のタマへの感情も期待できそう
- あらすじ:遥か昔、才ある魔女シエンは、魔女狩りから弟子タマを逃がし、姿を消した――。 そして、数百年後が経ち、二人は現代「日本」でついに再会する!! だが、かつての面影はなく、窓辺で煙草を燻らせる”ダウナーな魔女”がそこにいた…⁉︎ しっかり者のタマと、無気力なシエンが繰り広げる、堕落的日常コメディ!!
百合的には素敵な師匠だった”シエン”が数百年の時を経て自堕落なダウナー魔女になってしまうものの、それでも甲斐甲斐しく、そして時に暴走気味に想いを募らせて付いていく弟子”タマ”との関係が魅力。
特にタマはシエンの感情は色んな意味で強く、再会したシエンから吸わされた魔女の薬による幻覚では、しっかりシエンと結ばれる妄想でしたからねぇ。

と、ここまでだとタマの想いが一方的に暴走するコメディチックな百合という印象が強い・・・いやまぁ間違ってはいないのですが(苦笑)、シエンもタマに強い感情を持っている事が分かるシーンがあるのも◎。
再会した際に散々タマをおちょくっておきながら、タマが一緒に魔女薬販売に付き合ってくれると分かった途端に「断られると思ってた」としおらしくなる第1話のラストはもう、ズルいレベルですよ!!これ、狙ってやってたらシエンは本当に魔女ですね(笑)


「魔女とくゅらす」第一服「魔女と再会」より
タマを散々におちょくっておきながら、それでもタマが前途困難な魔女薬販売に付き合ってくれると分かった途端にしおらくなるシエン
このチラっと見せる弱さにタマはやられちゃったんでしょうか(爆)
また最後に良いポイントとして、シエンがタマから性愛的な感情を向けられている事が恐らく分かっていて、特に嫌悪感のような物を見せないのも良いポイントですね。
明確に言葉にしたシーンこそ有りませんが、タマがシエンの胸を見てしまって興奮していた事が分かるシーンが有るのですが、それでも態度を特に崩す事は無かったですからね。(ちなみに、このシーンのシエンの「やらしい蛍だなぁ」は屈指の迷台詞だと思いますw)
記事執筆時点ではwebでは第7話まで公開されており、タマの友人であるモードがタマへの好意を見せる百合的に良い展開が有りつつも”魔女狩り”の過去が描かれ、かなりシリアス。

モードも生き延る(タマと再会する)のですが、モードも心に深い傷を負っているのは確か。タマとシエンとの関係は勿論ですが、物語もどう展開していくのか・・・コメディチックな展開から”現在”でもシリアスな展開をしていくのか、それともコメディチックな生活の中でモードも馴染んでいくのか・・・百合的にも物語的にも今後が楽しみな作品です!
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