![]() | 対応ハード | PS4、PS5、NS、X-BOX ONE、steam(PC) |
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ゲームジャンル | アクション / シューティング | |
プレイ人数 | 1人 | |
発売日 | steam版:2021/8/27 CS版:2023/4/6 | |
百合要素の傾向 | 友情、信頼、仲間 | |
公式サイト | 公式X:@hinyari9 CS版公式サイト:溶鉄のマルフーシャ | Game | PLAYISM公式サイト | |
関連サイト | ※コラボイベントが開催された事あり | |
備考 | 記事執筆時点で、続編となる「救国のスネジンカ」が発売中 |
溶鉄のマルフーシャ アニメーションオープニングMV
主人公:マルフーシャを始め、基本的にメインキャラは全て女性キャラとなっており、その関係性と絆が百合的なポイントでしょう。
特に仲間としてキャラと共闘できるシステムが有り、そのキャラとは同じ宿舎を使うという設定&時折、専用のイベントが発生するため、マルフーシャは勿論、そのキャラクターへの愛着が深まります。

またゲーム的にはバッドEDとも言える扱いながら、キャラ毎のEDがあり、それは過酷な世界観を反映した辛い展開をする物ばかりながらマルフーシャとの絆を強く感じさせる百合的に美味しいEDとなっています。
個人的にはフェリセットが印象的かつ百合的に美味しかったですねぇ。
普段は自堕落で、しかも自分と同い年もしくは年下のマルフーシャを”お姉さん”と呼ぶお嬢様という設定が個人的に刺さったというのもありますが(笑)、そんな彼女が最期にマルフーシャのために命を賭けるというのが、また素晴らしかったです。

また、操作キャラを自由に選べるチャレンジモードでも本編に比べると簡素ながら仲間キャラとの関係が伺えるシーンがあり、そこも良かったです。
勿論、欲を言えばこのモードでもしっかりとした物語と仲間キャラとの関係を見たかったですが・・・価格面を考えると、そこまで求めるのは厳しいですしね(汗)
お話、ゲーム要素について 過酷な世界観のローグライクSTG
世界観としては階級制度がある独裁国家が舞台という、この設定だけでお腹いっぱいになりそうなレベルで重苦しいですが、実際にマルフーシャは勿論、他の仲間の状況も非常に厳しいです。
何せ最愛の義妹を置いていく形で徴兵されちゃうんですからねぇ・・・。

「溶鉄のマルフーシャ」steam版より
リラックスできるはずの宿舎でも軍国主義なスローガンが鳴り響き、仲間によっては思わず愚痴ってしまう時も
ボイス付の作品でしたら、本当に嫌気が挿しそうな宿舎です(苦笑)
翻って、ゲーム的にはローグライク的なSTGとなっており戦闘、収入ゲット、装備購入、宿舎で強化のサイクルを続けて100日間の戦闘を生き抜くという、比較的なシンプルな構成となっています。
ですが、メイン武器を始めとした装備はランダムで購入するというローグライクな要素や強化要素も武器による相性や特別な演出が有る事もあって、プレイ毎に違った楽しさがあるのは◎

「溶鉄のマルフーシャ」steam版より
耐久制限があるメイン武器や使い切り武器などの補助アイテム、仲間などは全て自腹で購入する必要が有りますが・・・それもランダムなので、乏しい資金と自分のプレイスタイルと相談して判断する事になります

「溶鉄のマルフーシャ」steam版より
宿舎ではタダでマルフーシャを強化できます
シャワーを浴びる事で強化されるのは不思議ですが、サービスショットとしては嬉しいとも言えますw
出来れば、仲間と一緒にシャワーして欲しかったですが(爆)
またゲーム的に恩恵が無くてもディストピアな世界観を実感させてくれる演出も良いですね。明細を見る度に上層部への憎しみが募りますよ、ウフフフ。

そうした苦しい準備の末に敵との戦闘を行う訳ですが、基本的に耐久力のある門を防衛する事になり、マルフーシャ自身や仲間は被弾しないのでとにかく敵が左端へ到達する前に撃破するというシンプルな内容です。
ですが、前述したように購入できる装備はランダムですし、敵も耐久は低いが素早いもの、動きは遅いが耐久が非常に高いもの、とバリエーションは豊富で相性の悪い武器で立ち向かわねばならない状況に追い込まれる事も。
こうした要素は、ゲーム的には理不尽ですが、世界観を考えるとこうした状況は物語にマッチしているとも言えるのも秀逸ですね。・・・お陰で、また上層部が憎くなるんですが(笑)
注意点について シリアスな世界観とランダム要素に付いて行けるか
注意点として挙げるとすれば、まず百合的にはあくまで仲間としての信頼や友情であり、恋愛的な方向性を求める方には合わないこと。まぁこの辺りは百合前提の作品では無いので仕方ないでしょう(苦笑)
それを差し引くとストーリーが過酷であるため、どのEDもハッピーEDとは言い難く、そこが注意点と言えるでしょう。百合的にマイナスな要素は感じられませんでしたが・・・やはりキャラが幸せと言い難いのはお勧めし辛いですからね。
ゲーム的には戦闘パート自体は非常にシンプルながら、購入できる装備品や仲間はランダム性があるため意図せずにどうしようも無い状況になる事も。
またシンプルな戦闘自体は非常に良いのですが、門を防衛するというシチュが続く関係上、戦闘のシチュエーションという観点では冗長な部分があり、そこはやや退屈な面は有ります。
個人的にはそこまで難しいと感じる事は無かったですが・・・それでも厳しい状況になる事は有りましたし、欲しい仲間が中々出現してくれない事も有るので、そうしたランダム性が苦手な方は留意した方が良いかと。
結論について ディストピアな世界観で育まれる友情に惹かれる方は是非!
繰り返しになりますが、ディストピアな世界観は非常に過酷で、マルフーシャ達は幸福とは言い難い状況に終始追い込まれています。
ですが、だからこそ輝く関係性(百合)が楽しめるのも確か。ランダム性があるゲーム性もそうした世界観やマルフーシャの状況と非常にマッチしており、物語に没入させてくれるでしょう。
仲間としての友情や信頼に百合要素を見出せる方には、過酷な状況だからこそ輝く百合として非常にお勧めです!
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