以前に百合要素もあると教えて頂いたスマホ(ソーシャル)カードゲーム。スマホ版、ブラウザ版と上手く動作しなかったものの、PC版(steam版)の配信によってようやくまともにプレイ出来たので話題にする事に。
※エリカ、アリサに百合要素があるもののストーリー要素自体がまだ薄め
記事執筆時点でストーリーは全てクリア済みですが、どのキャラもラストが「は?」という所で終わるため、ストーリー要素自体が薄めだと現段階では言わざるを得ないですね。
特に百合好きとしては時には病的にすら見える程に姫様を慕うエリカの想いがどこから生まれているのかなど、その辺りの掘り下げが無いのは物足りないと言うのが正直なところです。
とは言え、ソーシャルゲームである本作は今後順次アップデートされていく事が予想され、ストーリー要素が充実していけば、この"物足りなさ"は解消されていくでしょう。
百合要素があるエリカ&姫様、アリサ&ロザリアに十分な掘り下げが有れば今以上に楽しめる可能性は高く、今後が楽しみな作品であるのは確かです。
あと余談ですが、ルナちゃんの言動が微妙に百合好きの妄想を刺激してくるのが堪りませんでした(笑) スクショだけ切り取るとヤンデレ百合っ娘みたいですもん(笑)
※シンプルなルールと程良い演出に加えて比較的良心的な課金要素(カード収集)と、総合的にレベルの高いカードゲーム
1.ルールの特徴その1 妨害要素無し
まず一番の特徴はカードゲームによくある"割り込み"・・・相手を妨害するという要素がほぼ無いという点。
そのため基本的に自分のターンである間はPP(コスト)と手札が有る限り、自分の思い通りに事が運べます。
勿論、ある種の妨害に通じる効果を持つカードも有りますが、自分のターン中に相手が手札から何かカードを出すという概念(ルール)が無いため、非常にシンプルで分かり易いルールとなっています。
2.ルールの特徴その2 進化
次に本作の特徴として強調されるのは"進化"でしょうか。
一定のターンが経過すれば総数2or3回で1ターンに1回の制限付きながら、フォロワーカード(プレイヤーが支配し、相手プレイヤーへの攻撃を行わせるカード)を強化出来ます。
逆に言えば上記以外の制限は無い上に、進化時に効果を発揮するカードもあるため油断していた相手に対して一気にトドメを刺す・・・なんてシチュも有り得ます。
3.ルールの特徴その3 PP(コスト)
あと本作の特徴としてはPP(コスト)の概念でしょうか。
カードゲームではカードを出す・・・効果を発揮させるためには代償としてコストを支払う必要が有り、そのコスト管理こそがカードゲームのキモとなります。
ですが、それは非常に難しい・・・言い換えればある種の煩わしさを伴っているのも事実。例えば
- コストを早く充実させたいのにそういったカードが出ない
- コストを溜めたいのに相手のプレイによって乱され、溜められない
- 強力だったり、好きなカードが高コストなカードだったりすると結局使えず終いで終わる事も多々あり
等々。
勿論、これらの障害を乗り越えて勝つ事こそがカードゲームの醍醐味でも有るのですが、そのカードゲーム毎のクセもあり初心者には中々難しいところです。
ですが、本作の場合、コストとなるPPは時間経過で増加&自ターン始めに全回復します。(最初は1から始まり、次ターンは2、その次ターンは3と増え、最終的には10まで増加)
そのため、コストに関して様々な対策を施さずとも色んなカードをプレイ出来るようになっています。
特に速攻で負けなければ高コストカードも必ずプレイ出来るというのはへっぽこプレイヤーである管理人に取って非常に嬉しいところですね(笑)
4.比較的良心的な課金システム
基本無料のソーシャルゲームなので当然ながら課金要素が有ります。
本作の場合、基本的に手持ちのカードを充実させるカードパック購入がそれに当たるのですが、本作では全てのカードを"レッドエーテル"と呼ばれるポイントを使って生成(入手)する事が可能なのです!
レッドエーテルは手持ちのカードを"分解"する事で入手する事が出来るので、余ったカードは勿論、使う属性を絞り、それ以外の属性のカードを分解する事によって一つの属性のカードを充実させる・・・なんて事も可能です。
勿論、高レアのカードは生成するポイントも高いですが、狙ったカードを手に入れるために延々とガチャらなくて済むというのは非常に有難いです。
5.プレイ出来る媒体が豊富
ゲーム的には直接は関係無いですが、プレイ出来る媒体がスマホ、ブラウザ(DMMゲームズ)、PC版(steam)と豊富なのは隠れたポイント。
管理人のようにスマホを持っていないというパターンは勿論、自分のスタイルに合わせてプレイ媒体を選べるのは実に有難い点だと思います。
※全てにおいて完璧な作品が無いように本作にもマイナスとなり得る所は有ります。
1.カードが揃わないと面白く無い。
これはカードゲーム全般に言える事ですが、ある程度カードが揃わないと自分の思い通りの戦略が取れない=あまり面白く有りません。
ログインボーナスやストーリーモードや対戦を進める内に多少カードやゲーム内通貨を入手する事は出来ますが、やはりそれは少なめで充実するまで時間が掛かります。
管理人は事前登録キャンペーンなどで最初に20パックくらいカードを手に入れましたので、ある程度幅のあるデッキを構成出来ますが、やはり物足りなさは有ります。
そのためキャンペーン期間中などにプレイを開始しないと(最初にある程度のカードを入手しないと)、あまり楽しくプレイ出来ないかも知れません。
(記事執筆時点ではキャンペーンにより計13パック貰えます(2016/12/31まで))
まぁ属性ごとに完全にランダムなカードを2枚ずつ選択してデッキを構成、対戦するという"2Pick"というモードもあるので、そういう意味では良心的かも知れませんけどね。
2.レアリティ
これもある意味でカードゲームのお約束ですが、やはり尖った性能や決めカードと成り得るカードはレアリティが高い傾向が強いです。
いくら生成出来ると言っても高レアカードは高いし、ポイントを溜めるにしてもゲームを頑張って進めるか課金が必要。
基本無料ゲームの宿命では有りますが、この辺りをどの程度まで許容できるかが分かれ目でしょう。
個人的には非常に楽しめました!
記事執筆時点ではストーリーが中途半端という事も有り百合的にはやや消化不良ですが、個人的にカードゲームが好きと言う事もあり、かなり好印象。
まぁ基本弱いので中々勝てませんが、相手が事故ってくれればまぐれ勝ち出来るのがカードゲームの良いところ(笑)
ぼちぼち進めつつ-出来れば各キャラ(属性)毎の特徴なども話題にしつつ-、ストーリーの追加を待ちたいですね。
※関連サイト
Shadowverse【シャドウバース | シャドバ】公式サイト | Cygames