※旧サイト(FC2ブログ)より転載 追記、修正
コミカライズやドラマCD化などの展開も行われ、着実に長期シリーズとなりつつある「まほいく」ですが、今作はシリーズの一つの決算と言える内容でした。
厳しい体験をし過酷な状況に身を置くスノーホワイト。
出世街道を爆走し着実に権力と発言力を手に入れるプフレとそれを危険視するシャドーゲール。
しぶとく暗躍を続けるピティ・フレデリカ。
これまでのシリーズで重要な役を担ったキャラ達が一つの事件を巡って行動する様はシリーズを楽しんできた者に取ってかなり面白かったです。
ただ、その一方で今作でもシリーズの伝統に則って多くの新キャラが登場した訳ですが、存在感が薄いまま退場してしまった印象のある新キャラは少なくありません。
この点もシリーズ伝統と言ってしまえばそれまでなのですが、先述した通り今作ではシリーズ通してのキャラが多数登場しており、どうしてもそのキャラ達との差が際立つと言うか、食われてしまっている感があります。
悪い言い方をすれば「このキャラ、出て来た意味あるの?」と言うような。
え?マジカロイド44?
いや、まぁ確かに彼女も相当に不憫な役どころではありましたがr(^^;) とは言え、全員が初登場と言える第一作とシリーズに何度も登場してきたキャラが多数いる今作では、やはり受ける印象が違うように感じます。
特に新キャラの中でも強烈な個性と活躍をしたキャラがいる事を考えると、一部のキャラの不憫さが際立ちます(T.T)
非常に面白かった本作ですが、この事を考えると2~3冊のボリュームで刊行するか、もしくはもう少しキャラ数が少なくても良かったのでは?と言う気もします。
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