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Category Archives: ゆ行

百合妊娠

成人向け作品を数多く手掛けるKTC(キルタイムコミュニケーション)様の成人向け百合アンソロジーコミック。

KTC様は成人向け百合ラノベを多数投入し、その内容から一定の信頼を得ていたものの、百合と妊娠というある意味で有り得ない組み合わせから「フタナリ物になるのでは?」など期待と不安が入り混じった中で刊行されました。

結果としては100%百合作品!

不安の声もあった中、蓋を開けて見れば

  • フタナリは勿論、道具の使用すらも避ける安心安全仕様

  • ほとんどの作品が相思相愛、妊娠を通して幸せになるというストーリーライン

という作風で、大いに安堵させてくれると同時に楽しませてくれました。

また百合と妊娠という組み合わせを成り立たせるために、妊娠する方法として科学、魔術、秘薬と様々な設定が用いられ、それが作風のバリエーションを増やしてくれた事もまた奏功したと言えるでしょう。

全体的に良かったが、ここでは長代ルージュ先生を推したい

個々の作品については全体的に良かったので甲乙付け難いですが、印象的だったのは長代ルージュ先生の作品。

これは電子版Vol.01で執筆されている先生方の中で唯一存じ上げなかった先生なので「どんな作風の先生だろう?」と思っていた所へドンピシャ好みの作品だったため。

伝奇的な百合物語というのが好みだったのも有りますが、カップルとなる市香と結衣の心情がちゃんと描き込まれているのが、また好印象でした。

結衣が惹かれた少女 市香
その市香に掛けられているという呪いとは?
二人の仲の行方は勿論、ストーリーも楽しませてくれた作品でした

またシリアスな設定ながら基本的にハッピーエンドと呼べる決着をしたのも◎。

もう一つ寄稿されている作品「奇跡の好きを遺したい」も絶望的な設定ながら、ちゃんと希望のあるハッピーエンドとなりましたし、もっともっと百合作品を描いて欲しい先生の一人となりましたね。

お勧めのアンソロ作品で今後も続いて欲しいシリーズ

総じて安心して楽しめる作品となっており、各巻に記されている印象的なキャッチコピー通りの素晴らしい内容です。

成人向けに抵抗がなければお勧めのアンソロコミックですし、もっともっと続いて欲しいシリーズの一つですね。

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触手レズ – 百合ゲーム時々、他事語り

記事執筆時点で紙書籍版がVol.02まで刊行中

電子版も有りますが、全て紙書籍版に収録されている事に加えてVol.02には描き下ろしも収録されているので紙書籍版の方がお得でしょう

紙書籍版Vol.01(電子版Vol.01、02を収録)

紙書籍版Vol.02(電子版Vol.03、04に加えて描き下ろし「麗しの性母」を収録)

電子版(DLsite様)

価格的にはお勧め出来ませんが、単話販売がある関係上サンプルが充実しているので参考に

二次元コミックマガジン 百合妊娠Vol.1

二次元コミックマガジン 百合妊娠Vol.2

二次元コミックマガジン 百合妊娠Vol.3

二次元コミックマガジン 百合妊娠Vol.4

ゆたさんはままならない!

全1巻

紹介文
不器用なヤンキー×天然による、真逆な2人の日常を描いた「ポンコツのうた」シリーズに加え、少女たちのちょっとこじらせた恋心を描いた「うそつきは」も収録。
にもあるようにメインはヤンキー娘"れき"と天然娘"ゆた"の日常。

内容としては本当に日常といった感じで良くも悪くも波が無いのが特徴。これを安心して読めると取るか、変化が無くて面白味に欠けると思うかで評が分かれると思います。

個人的にはたまに見せるゆたさんの笑顔にドキっとするれきさんという構図は好きですが(笑)

「ゆたさんはままならない!」"ポンコツのうた 1"より 他愛無いシーンですが、女の子が女の子にドキッとするシーンは萌えます(笑)
「ゆたさんはままならない!」"ポンコツのうた 1"より
他愛無いシーンですが、女の子が女の子にドキッとするシーンは萌えます(笑)

「うそつきは」はお互いに好意を持ちつつも嘘と感情が拗れて本当の意味で結ばれない二人のお話。

すっきりしない感はあるものの決して面白く無い訳では無いのですが・・・作風が「ポンコツのうた」シリーズとかなり違う上に巻末に来ているので、ちょっと後味が良くない感は有ります。

「ゆたさんはままならない!」"うそつきは"より 無理矢理に関係を持った後に強い好意を持つものの・・・二人が本当の意味で結ばれたかどうかは語られずに終わります
「ゆたさんはままならない!」"うそつきは"より
無理矢理に関係を持った後に強い好意を持つものの・・・二人が本当の意味で結ばれたかどうかは語られずに終わります

まぁこれは作品の問題というより単行本の構成の問題なのですが・・・個人的には頑張ってもっと「ポンコツのうた」シリーズを描き下ろして貰って、ゆたさんとれきさんのお話で単行本を構成した方が好みにはなりましたね。

ユリ熊嵐

全3巻。

TVアニメ放送された同名作品のコミック版。

キャラクターデザインを手がけた森島明子先生による作品で、当たり前ですがキャラ的にはアニメ版との違和感はゼロ。

だがキャラクターデザインやクマ、過去の因縁などの設定を維持しつつも内容はパラレルであり、言わば森島明子先生による「もう一つのユリ熊嵐」と言える内容となっています。

特に特徴的なのはTVアニメ版では"クマ"という生物が実在し、人類と敵対している事が設定として存在したのに対し、本作では銀子など一部の人間だけが見えている存在・・・ある種のクオリアとして描かれていること。

そのため一種のファンタジーといった趣のあったTVアニメ版に対し、設定的にはかなりリアル寄りなドラマになっていますね。

「ユリ熊嵐」第8話より "クマ"は紅羽達には見えていない事が示唆されます
「ユリ熊嵐」第8話より
"クマ"は紅羽達には見えていない事が示唆されます

そしてもう一つ特徴的なのは、大人の百合・・・銀子や紅羽の母やユリーカなどの関係がクローズアップされていること。

もうこの辺りは素晴らしい大人の百合作品を多数描かれている森島明子先生の真骨頂という感じで、かなり良かったです!

「ユリ熊嵐」第7話より 紅羽の母"澪愛"を巡って複雑な関係になっている銀子の母"カレ"と義妹であるユリーカ
「ユリ熊嵐」第7話より
紅羽の母"澪愛"を巡って複雑な関係になっている銀子の母"カレ"と義妹であるユリーカ

TVアニメ版でもユリーカと澪愛の関係-大人の百合-は有りましたが、本作では更にじっくりそれが描かれていますね。

他にも純花や蜜子もTVアニメ版とはまた違った形で登場し、物語に花を添えてくれます。

・・・TVアニメ版を視聴した後だと、純花と蜜子のその後に驚かされます。まさか、あの二人がああいう関係になるとは・・・いや、個人的には好印象でしたが。

あ、あと"ライフ・ジャッジメント・ガイズ"の3人も意外なポジションだった事も面白かったですね~。いやまぁTVアニメ版のポジションを考えると、ある意味で最初から隠す気は無かったのでしょうけども。

話の方向性はTVアニメ版とは大きく異なりますが、クマなどの設定や過去の因縁など-銀子の過去の罪など-のTVアニメ版の要素がうま~く料理されており「もう一つのユリ熊嵐」として素晴らしい作品となっています。

個人的には澪愛と銀子の因縁に関して、ここで"罪グマ"という要素が出て来るか~と感服しました。

抽象的な表現も多く、また悲劇的な要素も多かったTVアニメ版と比べると、切ない要素を含みながらも明るい内容で非常に読みやすいです。

特に純花のファンは彼女の活躍を見る事が出来るので、是非読んで見る事をお勧めします

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