訪問者様より情報を頂いてた育成ゲームにして百合結婚エンドもあると言う「火山の娘(Volcano Princess)」をプレイして見たので話題に。
Volcano Princess Apr.21 Final Trailer
当サイトの以前の記事
訪問者様より百合要素のあるゲーム「火山の娘(Volcano Princess)」を教えて頂きました
翻訳の粗やちょっと戸惑う面こそ有るものの、慣れれば非常に面白い!
まず海外作品という事で懸念の一つであった日本語化の精度ですが・・・ちょっと粗がある、と言うのが正直なところです(汗)
プレイするのに支障が出るほどでは無いものの、所々で意味が分かり辛く感じる所・・・キャラクターとの会話やミニゲームの説明などが有りますし、UIの名前表記とセリフの名前が違うなんて事もあり、ゲーム自体が面白い&様々な会話(テキスト)が多いだけに、ここは非常に勿体ないです。
※記事を書いている途中にアップデートが行われ、名前表記の問題は修正されました
また育成ゲーム=パラメータな訳ですが、ここも
※基礎パラメータ
※核心パラメータ
に分かれており、慣れるまでは意味がちょっと掴み辛いです。まぁ慣れてくれば、これはこれで面白いのですが・・・参考までに補足すると
※基礎パラメータ
基本的に”授業”を受ける際にどれだけ効率的に学習できるか?に関わるパラメータ。条件を完全に満たすと1回の授業で25%の進捗を得られます。
※核心パラメータ
プレイヤーが如実に体感できるパラメータはこちらで、力量が高ければ戦闘などに有利になり、魅力が高ければ社交的なシーンで有利になるといった具合に、かなり直接的に恩恵を得られます。
最後に”授業”の点数とも言うべき”スキル知識”があり、これは授業をマスターする毎に得られるポイントで、感覚的には学校での成績のようなものです。これもエンディングにも関わるパラメータであり、上記のパラメータ同様に重要ではあるのですが・・・プレイ中は意識する事はあまり無いパラメータであり、エンディング条件が分かる2週目以降で気になって来るパラメータだと思います。
と、最初はちょっとハードルが高く感じられる面も有りますが、すぐに慣れるレベルだと思いますし、慣れればゲーム中の時間経過(娘の成長)と共にやれる事が増える事やプレイヤーの立ち回り次第で様々な行動で成果を上げられる事もあって、非常に面白くなります。
管理人の場合、終盤の娘(デフォルト名はローズで変更可)は
戦闘で金品とアイテムを戦利品として持ち帰り、競馬で優勝して、舞踏会で貴婦人と談笑し、その合間に劇場で脇役として出演し、女性キャラ達とデート、最後に勉強して、学校の授業に出る
なんて生活をしてました(笑)
肝心要の百合要素 情報通り、過程の描写は少なめながら百合結婚は可能&両手に花なエンディングも!
と、ゲーム的な面もある程度語ったところで肝心要と言える百合要素ですが・・・頂いた情報通り、過程の描写は少ないものの、しっかりと結婚が可能でした!!
頂いた情報通りに独り立ちした娘から手紙という形で近況報告を受ける形になる=結婚報告を受ける形になるため、プレイヤー的には恋愛過程をすっ飛ばしている感は多少あるものの・・・以前にも言及した通り”父親”という立場からすれば、そこまで不自然では無いとも言えます。
それに個別イベント以外にも娘宛ての手紙から”好意”を感じ取れたりするので、個人的には十分満足です。
ちなみに管理人が迎えた初のキャラエンドは・・・なんと両手に花なエンド!!つまりは二人のヒロインと結ばれること!! 火山国の婚姻制度が分からないので3人以上の結婚が認められているか分かりませんが・・・表現の一つに”伴侶”とあったので少なくとも当人たちは婚姻関係に相当する関係を結んでいると思って良いでしょう!
と言うか、ローズちゃんよ「一人に絞るなんてできないもん。」じゃないよ!! 「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」かよ!! うん、もっとやって下さい(笑)
まさかの複数人エンドが有ったのは良い意味で驚きでしたが、もう一つ良い意味で驚いたのが振られた形になるキャラが「実は貴女の事、好きだったよ」という手紙をくれること!!
ちょっとした条件があるため最初は気付きませんでしたが・・・これ、結婚相手も女性キャラ、手紙を出してくれるキャラも女性キャラにすれば、これはこれでビターな百合を楽しめるんですよね!
「あの時、私がもっと積極的になっていれば違った未来が有ったのかな」とか、「私はまだ独り身だよ」といった趣旨のセリフに百合要素を感じる方には色々と想像を掻き立てられる要素と言えるかと。
エンディングまで進めて見ましたが、上記の通り多少の粗と言える部分こそ有るものの、総合的にはやはり非常に面白い作品だと思います。
戦闘などの個々の要素はミニゲーム的な物で慣れてくると作業じみて来る所は有りますが、これはリスペクト元である「プリンセスメーカー」も大なり小なり有りましたし、この点に関しては育成ゲームというジャンルの宿命とも言える点なので、育成ゲーム自体が好きな方ならば全く問題は無いと思います。
百合的にも男性キャラに比べると人数は少ないながらも女性キャラは7人攻略可能ですし、百合がメインテーマでは無い事を考えると個人的には十分に満足できる内容でした。内容の充実度、完成度を考えると価格的にもかなり良心的なので、是非一度チェックして見ることをお勧めします!