「じんるいのみなさまへ」の系譜となる百合ADV「こちら、母なる星より」の公式サイトがオープンしています。また今月発売の「コミック百合姫 2021年8月号」様にて本作の記事、コミック、ノベルが掲載されています。
公式サイト
こちら、母なる星より | 日本一ソフトウェア
記事掲載雑誌
システムはまだ不明だが、基本コンセプトは「じんるいのみなさまへ」と同じと思われる
スタッフが「じんるいのみなさまへ」と同じ方が多く関わっている事は勿論、コンセプト的な要素・・・例えば
記憶が曖昧な状況で緩いながらサバイバル生活
6人の女の子で3ペアに分かれられる状況(「じんるいのみなさまへ」はDLCを購入して6名になりますが)
などは一緒であり、基本的な路線は踏襲していると思って良さそう。
システム的な要素はあまり言及されていないのでゲーム性の部分は何とも言えないですが、ギャラリーなどから百合的に良いシーンが多く、百合ADVという看板に偽りなしと感じられるのは好印象です。
「コミック百合姫 2021年8月号」様では紹介記事の他に結川カズノ先生のコミック、伊西殻先生によるノベルが掲載されています。
内容としては、まずコミックは奏心達6人が既に池袋にてサバイバル生活をしている状況-冒頭で兎を罠にかけています-からスタートしており、ゲームの紹介を読んでないとかなり唐突な印象を受ける内容となっています(汗)
全4回の予定という事も踏まえるとゲームの紹介コミック、といった立ち位置の作品なのでしょう。それを踏まえれば6人それぞれの役割や性格などが分かる・・・例えば奏心が主人公らしく皆の心理的負担をさり気無く和らげている事などが語られるなど見所は多いです。
ノベルは前日譚・・・恐らくゲーム公式サイトのプロローグで言及されているウィルスが蔓延している状況下での物語となっており、当時のメインメンバー6人を治療する”職員”の文華とその恋人である由衣子の物語となっています。
第1話である事もあり謎は多いですが、メインの6人はかつて面識があったこと、”記憶”が失われる事が暗にしめされている事などが伺え、何らかの治療もしくはウィルス回避のための措置によってゲーム本編の状況に至ったと思われます。
ゲームの謎の一端が楽しめるのは勿論、文華と由衣子の関係やお互いとそして治療にあたり娘のような感覚すら持ち始めている奏心達であろう6人に対する心情は百合的にも物語的にも秀逸。本作に興味があれば予習として楽しんでおくと良いかと!