訪問者様より百合要素のある小説として「時魔導師のゆるふわスローライフ」を教えて頂きました!

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異世界でキャッキャウフフ!? 『時魔導師のゆるふわスローライフ』 | FBにゅーぶろ|話題のラノベ情報が見つかる!

明言はしていないものの、かなり百合を意識したコメディラノベ

今回も試し読みを読んで見ましたが・・・”百合”や”恋愛”といった直球の名言は無く、コメディチックながらかなり百合を意識した作品ですね。

何せ主人公の桃が異世界に転生した理由(死亡理由)が”憧れの先輩がオンナの顔をしながら男性と二人きりで歩いていたのを見てショック死”ですからね(笑)

あまりにあんまりな出だしですが、個人的にはこれくらい突き抜けてくれた方が「あ、この作品はギャグなんだな」と思えて気楽に楽しめます。

この時点で突き抜けている主人公:桃ですが、転生先の希望を聞かれて要望が「可愛い女の子に囲まれながらキャッキャウフフできる世界」という(笑)

先ほども書いた通り、百合を明言している訳では無いのですが、桃が女の子が好きである事は明白で、そういう意味では百合ラノベと言えますね。

勿論、異世界転生後も出会った少女”ティオ”に何度もスキンシップとアプローチを繰り返し、ティオからも-恋愛感情に発展するかは分かりませんが-信頼を得ていますしね。

「FBにゅーぶろ」より
事ある毎にティオに抱き付く桃
ティオの方も恥ずかしがる事はあれど、本気で嫌がる事は無く、美味しいです(笑)

まぁイラストを担当されているのが「今日も女の子を攻略した。」を描かれているむく先生なので”狙っている”と考えるのが自然でしょう(笑)

お話としては異世界転生モノのお約束展開だが、”時魔法”の概念が面白い

翻ってお話として見ると、異世界転生/転移モノのお約束展開・・・異世界に行く際に特殊能力(本作の場合は時魔法)を得て、万事うまく過ごしてく、という印象ですね。

まぁこの辺りは以前の記事でも言及したように様式美、セオリーの域に達しているようなので、言うだけ野暮かも知れませんが(苦笑)

ただ本作の場合、特殊能力である”時魔法”が桃自身も全貌を把握していない事もあり、色んな使い方が披露されていくのが面白いですね。

例えば火を出せる道具に対して時間を進めるのを捻って”進化”させ、現実でいう所のライターを誕生させるという展開は「なるほど、そういう考え方をするか」と思いました。

普通に考えれば時間が経てば老朽化の末に消滅ですが、本作の能力はあくまで時”魔法”であると思えば、これも有りだな、と。

「時魔導師のゆるふわスローライフ」試し読み
当初は時間を巻き戻す=物を修理する事にしか使っていなかった桃ですが、一種の創造が出来るようになっていくのは意外で面白かったです

深く考えなければ、百合度が高く楽しめる作品

試し読みを読んだ限りでは、桃は時魔法を駆使しいて廃品の修理と”進化”による新製品の売却によって生計を立てるという展開をするのですが、この辺りは真面目に考えれば、その地域の経済の一部を破綻させる可能性があり、諍いの元になりそうな気はします。

その辺りを深く考えなければ、桃が女の子が好きである事が明白であるため百合度は高く、読み易いです。

他にも女性キャラが出る可能性も高いですし、安心して楽しめそうという点で非常に期待できる作品ですね。

余談 主人公の性別がはっきりしているということ

これは余談ですが、本作の利点として情報を下さった訪問者様は”主人公が元から少女だと明言されている”事を挙げられていました。

正直に言うと、そんなのは当たり前、と一瞬思ってしまったのですが、よく考えればその当たり前が意外に少ないんですよね(苦笑)

男性が異世界転生して女性になる展開だったり、女装モノだったりとか・・・。最近ではあらすじで明言される事が多くなって来ましたが、昔は蓋を開けてみたら女装モノで涙した事とか、結構ザラでしたからねぇ・・・。

ネタバレ防止や意表を突く効果を狙ってなどの意図はあると思いますが、やはり主人公がどんなキャラであるかくらいは、あらすじでハッキリして欲しいと思うのが個人的な考えですね。

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コメント

  1. 七氏 より:

    残念ながら主人公が元男性なのに百合と銘打っているラノベは結構ありますからね。
    具体例を挙げると来月発売のラノベ「ネタキャラ転生とかあんまりだ」「魔王の娘の百合戦記」も公式は百合だと宣伝していますが、実際には主人公が元男性のTS作品です。

    炎上狙いでわざと百合だと宣伝しているのか、百合とTSの区別が付かずに本気で百合だと思い込んで宣伝してるのか…

    • 百合ゲ好き管理人 より:

      コメントありがとうございます!
      またお越し頂けて嬉しいです!

      教えて頂いた作品の紹介文を少し読んで見ましたが・・・確かに”百合”という文言が有りますね(汗)

      百合の定義が曖昧な事を考えると、当てはまるという見方も出来るのかも知れませんが・・・個人的な考え方としては”性自認が男性”であるとしたら百合とは言い難いですね。

      まぁそれを言い出すとフタナリ作品や「マーメイドライン」のような作品(身体は男性だが心/性自認は女性)は百合になり得るのか?という話にもなる=百合定義論争が始まりかねませんが(苦笑)

      ただ・・・作品数が圧倒的に少なかった時代なら”生物学的には百合なので百合作品”という屁理屈も分からないでも無かったのですが、これだけ真っ当な百合作品を出せる状況で”百合”だと書けるというのは悪い意味で凄いな、と思いますね(苦笑)

      逆向きに考えると、それだけ百合ジャンルが大きくなった=便乗する作品が増えた、と言う事なのかも?と思うと、また複雑な気持ちですけどもr(^^;)

      コメントありがとうございました!
      またお暇な時にでもお越し下さいませ。
      それでは失礼致しますね。

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