今月も色々と注目作は有りますが・・・”気になる”という点で「レズ風俗アンソロジー」を挙げたいと思います。
今回話題にしたのは内容的に”レズ風俗”というテーマをどう料理するか?という点は勿論、どちらかと言えば好まれない傾向にある”レズ”という用語を用いた意図ですね。
昨今の状況を考えると”百合風俗”とした方が通りが良さそうな気がするというのもそうですが、KTC様での成人向けアンソロ「百合妊娠」に続いて刊行された「触手レズ」、「ガチレズ陵辱で快楽堕とし」がレズという用語を用いた途端に女性同士の関係を描くという観点からすると外した作品が多かったのが引っ掛かるところ。
まぁこれはあくまでKTC様での事例であり、百合姫(一迅社)発の本作とはまた事情が違うでしょう。
ただ、女性同士の関係という意味では百合もレズ(レズビアン)もかなり近い言葉です。
強いて言えばレズビアンは女性同性愛を指す=明確に恋愛や性愛の感情を含む事が多く、百合はそれらが含まれなくても当てはまるという事なのでしょうが・・・それならば”百合”の方が意味合いが幅広く使いやすいはず。
それを”レズ”という用語を使うのは何故だろうか?と。百合という言葉では表現し辛いテーマ、作風でそれらをバッチリと表した言葉が”レズ”であると言うならば、それはそれで良いのですが・・・。
先ほども書いた通り、KTC様ではレズと付いた途端、微妙にずれた作品ばかりになったアンソロがある事を考えると「どんな作品になるだろう?」という期待と不安のある作品。
願わくば、良い意味で百合とレズという言葉のイメージを分けるような、そんな作品になって欲しいところです。
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