映画館には行き損ねた「フラグタイム」アニメ版をBDで視聴し終えたので話題に。
基本は原作準拠であり、原作が素晴らしい百合作品であるという時点では安定して良い作品であると言えます。そういう意味では特に言う事は無いと言えるかも(苦笑)
とは言え、美鈴&遥の二人が動いて喋るという事は勿論、アニメ独自の持ち味を感じさせてくれるのは◎。
特にそれを感じさせるのが、美鈴と友達になる”小林さん”。
これは「あさがおと加瀬さん。」でも主人公:山田の親友である三河が良いアクセントになっていたのと同じ効果を狙ってか、序盤から結構目立つ印象でした。
まぁ原作でも遥との仲に悩む美鈴の背中を押すという大きな役割を果たしている事を考えれば、十分重要なポジションでは有りますが・・・おまけCDでは小林さんが描いたという設定の漫画のドラマが収録されている辺り、スタッフから愛されているのは確かだと思います(笑)
また、これも「あさがおと加瀬さん。」と同じく、ですが背景や光での演出、心情の演出が素晴らしく、声優さんの演技と相まってかなり引き込まれましたね!
と、基本的には原作準拠しつつ、アニメの良さを加えた良い作品なのですが・・・尺的(時間的)には、纏まり良く収めるために原作から削られた要素もチラホラ。
ストーリーの要点はしっかり押さえられた構成になっているので違和感が有るとか、尻切れトンボな感がある訳では無いですが・・・終盤で美鈴と遥が互いの気持ちをぶつけて派手な喧嘩をするシーンなどは原作に比べると、やや展開が性急な感が有るかも知れません。
とは言え、先述したように纏まり良く構成されており、1本のアニメ作品としてはきちんと完結している事を考えると、あくまで”原作と比べると”な点なので、さほど気にする要素では無いとも言えます。
それに-原作をご存知の方なら分かっている事ですが-、百合ップルがハッピーエンドを迎えるという点で、もう十分に素晴らしいですしね!(笑)
BD特典として短編漫画(リーフレット)、ドラマCDが同梱されていますが・・・どちらもファンとしては嬉しい内容となっています。
まず短編漫画はページ数は決して大ボリュームという程では無いですが、内容的には非常に素晴らしいです。
あまり詳しく言うとネタバレになりますが・・・一言で言うと”出会った時に下着を覗いていた美鈴を遥が責めるのですが、それを口実にいちゃつく”という感じですね。
上記のように内容が良いのは勿論ですが、再び美鈴と遥のエピソードを漫画で読めること自体がまた嬉しかったです。
ドラマCDは2トラック有り、一つは本編の後日談。
内容的には美鈴と遥のデート、なのですが、遥も小林さんと仲良くなっている事が察せられる事やデートの内容がパッケージイラストを想起させるなど、劇的な展開こそないものの楽しい内容となっています。
もう一つは小林さんが描いた漫画の内容、という体なのですが・・・まぁ何と言うか超展開の連続で何度か聴いても、まだ内容が上手く呑み込めません(笑)
何とも不思議な作品ですが、原作者であるさと先生も中々ぶっ飛んだ不思議な作品を多数描かれている事を考えると、ある意味で小林さんはさと先生の分身・・・なのかも知れませんね。
非常に変わったエピソードが多い短編集で、小林さんの作品に負けず劣らず不思議な設定の作品が収録されています
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