2021年5月注目百合本

今月で管理人が把握している範囲で注目したい作品は「同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果」ですね。

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『同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果』紺色３号 | ツイ４ | 最前線

ジュリの百合語りが面白い

大まかな流れは、百合好きの”西園寺ジュリ”がひょうな事から憧れの作家が同級生の”立花ひろみ”である事を知り、ひろみの小説の参考として「百合とは何か？」を取材される形で(現時点では)友情を深めていく、というもの。

憧れの作家と知り合って関係を深めていく、と言うのは王道なテーマの一つと言えそうですが、本作の特徴はそうした関係を上手く笑いに変えつつ2人の仲を深めていく描写がされている事でしょうか。

特にジュリの百合語りは思わず「あるある」と思ってしまう場面もあり、大爆笑してしまう事も。

「同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果」Web掲載ページより
作者が設定していない事で盛り上がる、意地でもキャラクター同士をくっつけたがるその執拗な根性、という辺りは思わず頷いてしまうやら、目をそらしてしまうやら、でした(笑)

「同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果」Web掲載ページより
好きな作家さんに好きなカプの話を書いて貰えると言うか、贅沢すぎますよねぇ！！

現状は百合好きであるが故に当事者になりたくないジュリはひろみと一定の距離を保とうとしていますが、この調子で百合語りと笑いを振りまく展開になるのか、それともジュリとひろみの関係が－それこそ百合的に－深まる展開になっていくのか。

そういった今後に興味を引かれますし、どちらにしても面白そうで2巻以降も楽しみな作品になりそうです！

2021年4月注目百合本

今月で管理人が把握している範囲で注目したい作品は「お湯でほころぶ雪芽先輩」ですね。

公式サイト

COMIC メテオ

お風呂＆社会人の先輩後輩百合で元々楽しかったが、それ以上に踏み込む事になるかも？

ちょっとドジな所がある社会人温美が普段は冷たく見えるものの実際は優しく穏やかな－特にお風呂で温まった時に－面を見せる雪芽先輩と過ごす社会人百合と言える作品。

「お湯でほころぶ雪芽先輩」第3話より
冷え性のせいか普段(仕事中)は冷たく見える雪芽先輩ですが、実際には優しく温美は少しずつプライベートで仲を深めていきます

様々なお風呂をテーマにしており、お風呂漫画としても中々に楽しく普通に面白い作品です。

その一方で百合的には仲の良い先輩後輩で終わる－百合前提では無いので、それはそれで勿論良いのですが－だろうと思っていたのですが・・・第7話で恋愛的な方向に踏み込むかも？な展開があり、更に興味を引かれるようになりました。

「お湯でほころぶ雪芽先輩」第7話より
雪芽先輩が温美を好きかも？と皆に言われた事を話す温美。この場は冗談っぽく〆ていましたが、雪芽先輩の真意はまだ語られず、非常に興味を引かれる展開です

百合前提の作品では無いので温美と雪芽先輩の仲がどうなるかは記事執筆時点では分かりませんが、こうした恋愛的な百合を匂わす展開が来るのは予想外だった事もあり、それが故に続きが気になるところ。

こうした百合云々を差し引いてもお風呂を絡めた社会人日常漫画として面白いので、是非チェックをお勧めしたい作品と言えますね。

2021年2月注目百合本

今月の注目作は以前にも話題にさせて頂いた「チンするナイショご飯」です。(情報を下さった訪問者様、ありがとうございました！)

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チンするナイショご飯｜ストーリアダッシュ

当サイトの関連記事

訪問者様より百合要素有りの漫画「チンするナイショご飯」を教えて頂きました！

ある意味でいけないメイドさんとお嬢様の関係が好印象

以前の記事でも言及しましたが、百合的には夜食を禁止されているお嬢様：ニナにこっそりと冷食をメインとした夜食を提供しているメイド：碓氷さんとの関係が百合的ポイント。

やっている事は突き詰めると一緒にご飯を食べているだけ、とも言えるのですが、碓氷さんがちょくちょく妄想を刺激するような言動を取るのが良いですね！

「チンするナイショご飯」第1話より
以前の記事でも紹介したシーンですが、夜食会”二人だけの秘密”と言ってみたりと妙に妄想を刺激します

まぁ以前の記事で書いたような”比較的些細な事とは言え母親の言い付けを少女に破らせて罪の共有を図り信頼の獲得を狙ういけないメイドお姉さんのお話”と見るのは流石に妄想が過ぎると言えますが(苦笑)、一緒に夜食を食べるのは勿論、勉強を見て貰ったりとほのぼのとした仲の良いお嬢様とメイドさんの友情(主従？)百合として充分に楽しめます。

主要キャラが女性ばかりというのも安心感が有りますし、作中のテーマの一つである冷食グルメも冷食であるが故に読者が実食しやすいのも好印象。

恋愛寄りでは有りませんが、安心して楽しめる作品と言えるかと。