ゲーム的にはメチャクチャ期待しつつも、百合的には「有ったら良いな~」程度に思っていた「ブリガンダイン ルーナジア戦記」。
が、開始数分で百合上等な設定をぶち込んで来たので、取り急ぎ話題に(笑)
公式サイト
ブリガンダイン ルーナジア戦記
女性自治の勢力”シノビ族” 百合要素があるかも?と思っていたが、こんな設定だったとは・・・
公式サイトで確認可能ですが「ブリガンダイン ルーナジア戦記」には6つの勢力があり、その中の一つ”シノビ族”が女性自治の国であるという点で「もしかすると百合要素があるかな?」とは思っていました。
が、公式サイトの紹介では男性キャラもシノビ族に参戦していますし、正味女性だけで国を運営するのは無理。(能力の問題では無く生殖の問題で)
なので、国是では有るが女性だけの自治というのはそこまで厳格ではない=百合要素はほぼ無いと思っていたら・・・開始数分でこんな文言が!
おおう・・・これ百合世界可能な設定じゃないですか!!
君主:タリアには母であるデラが居り、そのデラとメデッサは特別な繋がりを匂わせていましたが、子供が居る=男性と繋がりがあり、百合的には判断が難しいと思っていました。
が!!
この設定があれば無問題じゃないですか!!う~~ん、ゲーム的には期待していましたが、まさか百合的期待にまで応えてくれるとは・・・。
とは言え”百合ゲー”であるかと言えば厳しい(苦笑)
と、一人で盛り上がりましたが正直、百合ゲーとして楽しめるかと言えば、ちょっと厳しいですr(^^;)
理由としては、まず女性だけで出産できるというだけで男性との繋がりを否定している訳じゃないから。
タリアが挙兵する切っ掛けとなったレイは国外で男性と交わりを持っていたようですし。
また、話の筋が自由を求めるという流れであると共に様々な掟で縛られた状況を変えるという流れになりそうだから。
こうなってくると女性だけで統治するという制度も変えよう、男性も受け入れようという流れになる可能性が高いと思います。
実際に既に男性キャラと共に戦っている訳ですし、普通に考えれば終戦後は男性だからサヨナラ、は流石に酷いでしょうからね。
とは言え、この”女性だけで出産が可能”という設定は百合的に優しい設定では有るのは確か。(全ての女性が妊娠する訳じゃないとの設定も有りますが、それは男性との交わりでも一緒でしょう)
まだプレイ途中なので最終的には分かりませんが、タリアなどの主要キャラが男性とくっ付くにしても、女性だけで子供を持つ、女性同士でパートナーとなる”自由”を否定しなければ、百合的には素晴らしい作品であると言えそうです。
ゲーム的には順当にパワーアップした「ブリガンダイン」
最後にゲーム的な面について少し。
もう20年くらい経ちますが、前作「ブリガンダイン グランドエディション」から良い所を残し、表現やユニットの種類などの要素を順当に強化、パワーアップした作品と言えますね。
まずユニット(騎士、モンスター)のバランス感覚は前作同様に素晴らしく、どのキャラ、モンスターも何らかの仕事がある、活躍の場が有るのは◎
また今作ではクエストに”修練場”が設けられ戦闘以外でも経験値を得られるようになり、主力以外の騎士、モンスターにもレベルアップの機会が大幅に増えたのは、特に好印象。
「ブリガンダイン」では内政要素はほとんど無いのですが、このシステムのお蔭で有る種の内政・・・戦闘でモンスターが損耗した時に備えて控えモンスターを鍛えておくが出来るようになりましたからね。
流石に最上級クラスレベル(レベル20)まで修練場だけで上げるのは厳しいですが、上級クラス(レベル10)までなら比較的簡単に上がるので、暇な騎士は訓練に励んでもらうと前線が消耗してもすぐに立て直せますし、育ち具合によっては2正面作戦も可能になります。
まぁ最上級クラスでも”こいつさえ居れば楽勝”という程の強さじゃない・・・逆向きに言えば最上級クラスでも不利な地形や囲まれた状況だと基本クラスに討取られる事が有り、そこは中々シビアなバランスですが・・・だからこそ面白いと言えます。
あとゲーム内容に直接関わる事では有りませんが、ギャラリーモードが非常に充実しており、メインイベントやスチルは勿論、戦闘前のちょっとした掛け合いイベントまで収録されており、一度見たイベントはほとんどが見返せるようになっています。
再度見るには条件の厳しいイベントも有りますから、これはかなり嬉しい所ですね!
以上でしょうか。戦闘は中々シビアな所も有りますが難易度イージーも有りますし、上述したように百合的には不透明ですが、SLGとしては面白いので、その点では強くお勧めしたいですね。
ブリガンダインルーナジア戦記2ndトレーラー