※旧サイト(FC2ブログ)より転載
さて、メチャクチャ遅まきながら(苦笑)全話視聴してみた感想ですが・・・まず純粋にお話として見ると好みが分かれると思います。
と言うのも設定的な部分が非常に曖昧なまま終わったから。
元々原作の設定自体が緩いようなので、それはそれで良いのですが、物語として考えればやはり
- 艦娘達の戦う理由が今ひとつ曖昧(もしくは伝わってこない)
- 命懸けの戦いをしているにも関わらず常に高い士気
- 艦娘って人間なの?
- 深海棲艦って結局、何?
等々の疑問が浮かぶのは必然。
特に艦娘達の戦う理由として海を取り戻すというのが有りますが、それが具体的に何をどうするのか?誰のために行うのか?それが命懸けの戦争に参加するだけの価値があるのか?という重要な要素であるにも関わらず、今ひとつ分かり辛かったように思います。(まぁこの辺りは他の媒体で明かされているかも知れませんが)
そのため某天才の言葉では有りませんが「これで良いのだ」と思えるかが分かれ目でしょう。
で、そう思えれば笑いに満ちた日常、迫力のあるアクション(海戦)シーン、そして百合要素を感じさせる艦娘達の関係や描写に身悶える事が出来ます!
・・・一人だけ戦死者が出ましたけど(汗)
いや、でも、ほんと予想以上に百合百合しいシーンが多かった!長門と陸奥は婦妻状態だし、北上&大井は何だかんだで相思相愛だったし!
そういった鉄板のカプ以外にも大和を引っ張り出す吹雪とか、吹雪&睦月&夕立の3人の友情とかも良かった!
また妄想のネタ(笑)としては、意外に毒を吐く翔鶴や最終話で長門が出撃してきた時に微妙に険しい表情をしてた大和とか色々有ります(笑)
あと物議を醸した提督の描写ですが・・・艦娘の物語である以上、目立たなかった事自体は良いと思います。
ただ・・・重要な作戦を立案していたり、主人公である吹雪に影響を与えていたりと重要な役を担わせておきながら、あの描写は極端過ぎるかな、とも思いました。
あれだけ存在感があるのなら、個人的にはきっちりキャラとして登場させても良かったのでは?と言う気も。
まぁ夢に出て来たなんて言うふざけた理由で前線に放り込む人選を決めるような事をするヤツなので、好感度的には微妙になったかも知れませんが(苦笑)
ちょこちょことスッキリしない点も有りましたが、百合的には充分に楽しめました!続編製作も決定しているようなので、そちらも期待したいと思います!
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