2024年、あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願い致します。
さて旧年中を振り返ると百合ゲーという括りでは大手や老舗な印象の製作者様より中小、新興といった印象の製作者様の作品にパワーがあったように感じます。ここで特に印象的だったのは大手では無いが故に資金力などのリソースに欠ける部分をファンが支えた・・・要はCF企画によって実現した作品も多かったという事でしょうか。
ぱっと思い付くだけでも「早咲きのくろゆり」、「嘘から始まる恋の夏」がリリースされ、その後もDLCやボイスドラマがリリースされていたりとその展開は非常に活発。
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また旧年中の流れからという括りで言えば「WITCH&LILIES ウィッチ・アンド・リリィズ」も該当しますし、こうした状況を見るに百合ゲーは-少なくとも-大儲けは出来ないかも知れないが開発費を何百~千万円の単位で集まるくらいにはファンが居る=需要があるとも言えるでしょう。
勿論、ゲームのクォリティは勿論、宣伝の仕方などの要素もゲームの売り上げを左右するので一概には言えませんが・・・一昔前に言われていたように「百合だと売れない」というジンクスは完全に潰えた、と思って良いのではないでしょうか。・・・ゲームのクォリティが低ければ売れないのはどんなジャンルでも変わりませんしね。
こうした点は非常に好ましいですし、個人的にはゲームのジャンルが多様化しているのがまた嬉しいところ。「早咲きのくろゆり」、「嘘から始まる恋の夏」は百合ゲーとしては王道なAVGというジャンルですが、「早咲きのくろゆり」は独創的なシステムを採用していますし、「WITCH&LILIES ウィッチ・アンド・リリィズ」も正味の百合ゲーとしては珍しいダンジョンRPGである事に加えてカップリングがゲームシステムとしてしっかり絡んでいます。
完全な百合ゲーでは無いものの「火山の娘」は育成シミュレーションでしたし、2023年は色んなゲームジャンルで百合を見れる可能性が更に広がった年だったと思います。
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「火山の娘(Volcano Princess)」をプレイして見ましたまだまだ正味の百合ゲー(より正確に言えば百合恋愛のあるゲーム)は少ない印象ですが、百合要素が有りそうなゲームという括りで言えば今年も期待できそうな作品は結構有る事を考えると、楽しみな年と言えるかと思います。
様々な情勢は楽観できない所も多いですが、だからこそせめて娯楽であるゲーム・・・当サイト的に言えば特に百合ゲーに関しては大いに楽しんで少しでも人生を楽しんでいきたいと思います。