管理人が把握している範囲で2020年2月の注目本は「蒼百合館の夜明け」ですね。
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KTC様の成人向け百合ラノベの新作ですね。
KTC様の成人向け百合ラノベは安心安定した作風で成人向け百合ラノベとして一定の評価を維持し続けており、老舗の感すら漂うレーベルですが、一方で作家さんがあらおし悠、上田ながの先生の両先生しか執筆されていない状況が続き、マンネリ化しているのでは?という意見も散見されています。
そのためか最近はあらおし悠、上田ながの先生以外の作家さんも執筆されていますが、まだ作品数も少なく、評判も賛否が分かれている感が有ります。
そんな中で発表された「蒼百合館の夜明け」ですが、執筆されているのがKTC百合ラノベ初登場の人間無骨先生である事に加えて、成人向けらしかぬ雰囲気の表紙、あらすじである事が非常に興味を引かれます。
表紙もそうですが、あらすじも
二人だけの場所 二人だけの時間
親の抑圧から逃れたくて塾を抜け出した詩月は、幽霊が出るとウワサの廃洋館で、嫣然としたお姉さん――光紗と出会う。
独りぼっちの光紗と、自分の将来に悩む詩月。二人は互いの孤独と懊悩を分かち合い、惹かれ合っていく。
しかし、光紗の過去には重大な秘密があり……。
と、一発で成人向け作品だと分かる表現は見当たりません。
百合作品では成人向け要素はそれほど濃く無くても良いという風潮を感じる時は有りますが、成人向け作品でこれほどマイルドな仕上がりになるのはちょっと驚きです。
先述したようにKTC百合ラノベはあらおし悠、上田ながの先生以外の作家さんによる執筆など、新しい展開を模索している印象が有りますが、今作のような成人向け要素を抑えた印象の作品が出て来るのも、その一環のような印象が有りますね。
KTC百合ラノベは成人向け百合ラノベという希少なレーベルである事は勿論、定期的に刊行されているという点でも稀有な存在。本作を含めた一連のこうした展開が奏功し、更なる発展を期待したいという点でも本作は注目したい作品の一つです。
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