天才少女”クリシェ”が主人公とした重厚長大な戦記小説にして百合要素も盛り込まれたweb小説「少女の望まぬ英雄譚」が本編完結後、3年以上を経て遂に書籍化したとのこと!(訪問者様より情報を頂きました!ありがとうございます!!)
※「少女の望まぬ英雄譚」は本編完結後に過去の歴史のエピソードや後日談などの番外編、脇役キャラ視点のエピソードなどを断続的に公開されています。(記事執筆時点では2023/11/10公開分が最新エピソード)
web版掲載ページ
少女の望まぬ英雄譚 ※本編完結 書籍化決定当サイトの以前の記事
百合要素ありのWeb小説「少女の望まぬ英雄譚」を教えて頂きました!公式の紹介文では
本当の君はどっち!?
好きなことは料理と食事と甘えること。得意なことは人殺し。
王国最強の軍神が幸せへの道しるべを辿っていく、ガールズ・メメントモリー。
書き下ろし番外編収録!
アルベラン王国将軍、クリシェ=アルベリネア=クリシュタンド。
剣と英雄の時代を魔術的革命の数々で終わらせた軍事・魔術史上最高の天才である。
冷酷無比な殺戮者として恐れられた彼女の実態は、
「えへへ、今日のごはんはなんですか?」
ちょっぴり食い気が盛んな甘えんぼうであった。
少々天然(?)で変わり者な少女の願いは大切な人達との平穏な日々、ただそれだけ。
しかしそんな願いをあざ笑うように、残酷な運命は12歳の村娘の手に剣を握らせ、死と暴力が支配する戦場へと引きずり込んでいく。
規格外で常識知らずな最強ヒロイン登場!
愛する者には天使の笑みを、仇なす者には一閃を。
王国最強の軍神が幸せへの道しるべを辿っていく、ガールズ・メメントモリー。
とあり、ぱっと見では百合要素が有るのかどうか分からない・・・イメージイラスト(恐らく表紙)は良い雰囲気ですが、こうした雰囲気のイメージイラストの作品は百合要素無しの作品でも有り得ます。
実際、序盤はクリシェがいかに特異な存在であるかを交えつつ、クリシェの村での暮らし振りを描写した展開が続きますし、転機と言えるクリシュタンド家の養女になった後もしばらくは百合的な動きは少ないです。
が!! 話が続くにつれて使用人であるベリーとの仲を始めとして、義姉セレネや後にクリシェの部下となる女性キャラ達との関係性などが様々に描写され、その関係性の中にはかなり踏み込んだ関係である事が―直接的な描写こそ少ないものの―描かれます。
何せ、ベリーを助けるためにクリシェは観衆の面前でキスをかまし、終いには歴史としてそのシーンが刻まれているという設定になっていますからね!更に公式(作者様)からはお互いにズブズブの共依存的な関係みたいな言及があったりもしますし。
戦記物的な小説であるため男性キャラも活躍するシーンが少なからず有りますが、百合要素を阻害するような活躍は一切しませんのでそこも安心。と言うか、クリシェとの関係や向き合い方-どう愛するか?と言った方が適切かも-に悩む義姉セレネを後押しするようなキャラも居るくらいなので。(ちなみに作中歴史ではセレネとクリシェは義姉妹以上の関係だったというのが定説になっていたりします)
他にもクリシェの妹やベリーの同僚(クリシェのメイド)といったキャラ達の関係性も十分に百合的に楽しめる事が出来ます。
留意点を挙げるとすれば、先述したように戦記物的な小説であるため政治的な話や戦争、戦闘の話と描写が多く、人によっては百合要素のボリュームが少なく感じるかも知れないという事でしょうか。
個人的にはそうした物語は好きなので大いに楽しめましたが・・・この辺りの作風や各種要素の配分は好みが有るので。気になった方はまずはweb版をチェックして見ると良いかと!
webでの名義が違ったため、訪問者様から教えて頂くまで気付かなかったですが「人形遣い」を以前に書かれていたそうです。こちらも百合要素が有り(ヒロインとキスする展開、シーン有り(挿絵もあるよ!))、こちらもチェックして見ると良いかもしれません。「少女の望まぬ英雄譚」と同じく、ちょっとハードな所も有りますが。
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