訪問者様より百合要素のある展開になりそうな漫画として「あの頃、私たちは魔法使いでした。」を教えて頂きましたので話題に。(メールにて情報を下さった事に長らく気付かず、申し訳ないです。関連記事はこちら)
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あの頃、私たちは魔法使いでした。 【1年限定、魔法少女との生活】 | 星乃花束 |試し読み・無料マンガサイトはマンガクロス公式の紹介文は
日本の原風景が残る田舎に姉と二人で暮らすうさ。
突然現れた魔法少女・リリィと友達になるも、リリィからは「1年しか一緒にいられない」と告げられる。
出会いと別れ…二人の少女の切なくも尊い1年が始まる…!!
とあり、日本の田舎と魔法少女という、一見するとあまり親和性のない組み合わせながら、魔法少女リリィが抱えた想いや不器用さ、うさ以外にはその存在を認識できないという設定が相まって不思議と違和感は少ないです。
そんな「あの頃、私たちは魔法使いでした。」ですが、ストーリーの要であり、百合要素でもあるのはうさとリリィの友情と二人の縁を結ぶ事になったリリィの過去でしょうか。
リリィはその言動からうさの祖母”ミサ”と親交があった事が示唆されており、その関係でうさを知っていた&友達になりたがっていたようです。
理由は分かりませんが、うさがリリィを認識できるようになった事により、その願いは叶い、友情百合的なシーンも多く読者に取っても眼福。
ただ、そんな温かく百合要素もある本作ですが・・・以下のようにシリアスな要素も多く、先はどうなるかという点も有ります。
リリィ曰く”うさと一緒に居られるのは1年だけ”
上記の時間制限のせいでミサとも喧嘩別れしたらしい
ミサはもう亡くなっているので仲直りはできない
1年後の別れの際、うさがリリィの事を覚えていられない可能性も高そう
絵柄も相まってほのぼのとした雰囲気を漂わせつつも要所要所で切ないシーン・・・特にリリィの心情が吐露されるため、重たい印象を受けます。ですが、それ故に二人の友情に感情移入し、二人が仲良くするシーンが更に尊く感じられます。
ラストがどうなるか分からない・・・切ない終わり方をする可能性も有りますが、友情百合として現時点では非常に好印象。訪問者様も言及されていましたように”どう転ぶか分からない”ですが、だからこそ友情百合を楽しみたい方にはぜひお勧めしたい作品です!