※旧サイト(FC2ブログ)より転載
土地・・・それは生物、いや全ての物が存在するに当たって必要不可欠な物。
人間もそれを巡って血を流し続けてきました。
そう"生存圏"を確立する・・・これはある意味、人間にとって至上命題なのです!
そして、ここにも生存圏を奪い合う空間が一つ・・・。
そうです!管理人の部屋ですっ!!!
押し寄せる漫画(主に百合漫画)、アニメソフト(主に百合アニメ)、ゲームソフト(百合ゲー多数)・・・。
部屋はこれらの脅威に常に晒され続け、友人&家族曰く
「足の踏み場も無い」
「どこに座れと言うのか」
「おおよそ、人間の居住するべき空間では無い」
等々の罵詈雑言を管理人にぶつけて来る始末。
しかし、幸福にも次々と発売、刊行される百合物件を前にして入手せずにおれましょうか!?
いや、出来ません。
それは居住空間を圧迫し大気汚染を広げると分かっていながら、ゴミを大量に出し続け処理場を肥大化させ続ける人類の業の縮図と言えるでしょう。
しかし、そうは言ってもこのまま行けば早晩、部屋から管理人が駆逐されるのは時間の問題。
それではせっかくの百合物件も満足に楽しめません。
正に本末転倒と言って良いでしょう。
「座して死を待つよりは、出でて活路を見出さん」
物件入手を止められない以上、何らかの手を打たねばなりません。
ちなみに「じゃあ買うの止めろよ」と言う意見は却下です。
それが出来たら苦労はしねぇんだよ!
では、どうするか?
一番、簡単かつ根本的な解決法は版図の拡大・・・つまり置き場所の拡大です。
ですが、これを実現するのは非常な困難を伴います。
家を増築する?
資金面から言って無理です。
では、部屋を一つ譲渡してもらう?
家庭内地位が猫以下の管理人にそんな発言力はありません(T.T)
では物を捨てる?
HAHAHAHA!それが出来たら、こんなに悩まないYO!
とまぁ我侭三昧な主張こういった苦悩の末に管理人が辿りついた結論。
それは・・・本の電子化!!
はい、ここでようやく本題に入りました~w
前振り長過ぎ、フザケンナ(o ̄∇ ̄)=◯)`ν゜)・;'ゲフッ!
・・・スミマセン。
でもですね・・・実際、やってみるとなると結構大変なんですよ、これ。
こんな冗談でもかまさないとやってられないと言うかw
まぁ、そう言う訳で(笑)今日は本の電子化について語ろうと思います。
では、まず管理人が用意した物の紹介から。
・ドキュメントスキャナ「DR-C125」
本を取り込む(電子化する)訳ですから、これが無いと始まりませんね。
もちろんPCも必要ですが、管理人は元から持っているので割愛という事で。
ネット上では本の電子化(自炊)と言うと「ScanSnap S1500」が主流のようですが、管理人はこのDR-C125を購入しました。
付属ソフトによって価格が変わってくるようです
理由?
安いからだよ!!
と身も蓋も無い理由で購入したのですが、中々良い品だと思います、これ。
まず、意外にコンパクト。
これは物体その物の大きさもありますが、薄い紙なら排紙のスペースが要らないというのが大きいです。
また綺麗に揃った状態で排紙されるため、散ばりにくいのも◎
「ScanSnap S1500」の実際の大きさを目にした訳ではありませんが、これはかなり大きいのでは無いかと。
変形ロボみたいでカッコイイ(笑)
でも給紙補助版がヘボい・・・
で、これがスキャン中の画像
正直に言うと、この給排紙法はかなり不安(紙づまりなど)があったのですが、驚くほどスムーズに動作しました。
先述した通り、スキャンした原稿が順番に並んでくれるのは有難いです。
また重送や紙詰まりもちゃんと検知してくれ、今のところスキャンミスや原稿が大きく破れると言う事はありません。
とは言え、弱点も幾つか。
まず、給紙補助版がほんとにヘボい。
背の高い原稿を大量にセットすると、原稿が垂れる=給紙がストップするという現象が多発・・・
別に詰まったり、破れたりする訳では無いので、もう一度スキャンを開始すれば良いだけなのですが頻発すると流石にイラッとする事も。
またamazonなどのレビューでもよく書かれていますが、スキャン画像が斜めになる事があります。
ほとんどの場合は、そこまで気にならないレベルなのですが・・・。
たまに、かなり斜めっている上、見た目には真っ直ぐにスキャンしているのに全く真っ直ぐにならない時があります。
管理人の場合、雑誌表紙(カラー、厚めの紙)だと多く発生しました。
仕方ないので、その場合はフラットベッドスキャナで取り込む事にしています。
総合的には良い品だと思いますが・・・管理人は別のスキャナを扱った事が無いので比較対象が無いため、断言はし辛いですねr(^^;)
ただ、管理人が当初予想していた以上の性能を発揮してくれているのは確かです。
・裁断機「ブック40」
本の背中(背表紙)部分を切るために使用します。
小型の物なら学校で冊子作成などで使用した方も多いかと。
こちらは本の裁断が主目的なので、かなり大型ですが。
(重量が10kgくらいある)
今回の生贄w
そして裁断!
とまぁ、こんな感じで裁断します。
詳しくは公式サイトで見た方が早いでしょうw
と、ここで終わるのは流石に問題なので、色々と雑感でも。
ネットなどでもよく見受けられる感想ですが、ほんとに本を裁断する最低限の機能を充足させてコストを抑えた品、と言えるでしょう。
何せ、まず外箱からしてショボイw
そんな物はコストになるだけだ!と言わんばかりのダンボール感まる出しの外箱ですからねw
しかも発泡スチロールが少し割れていると言うオマケ付きw
そんでもって、説明書がまたショボイw
コンビニ行ってコピーして来ました!と言っても通用するレベルw
コミケ突発本かよ!?って感じですw
更に、刃にかなりの量の油が付いてます。
この辺りも「刃が錆びるよりマシだろ?」感が漂います。
ついでに油臭も漂いますw
そんな3Hitコンボを食らいつつ、組み立てる事になる訳なんですねw
・・・何か散々な事を書いているようですが(笑)、抑えるべき所は抑えてあると思います。
まず組み立てに必要な工具は付属しています。
(金槌だけは自前で用意しなければなりませんが・・・)
また説明書も作業に必要な事柄は充分に伝わります。
そして肝心要の裁断性能ですが・・・良好だと思います。
(これも管理人に他の比較対象が無いため、断言は出来ないのですが)
例に挙げた「チャンピオンREDいちご」(約600ページ)は流石に一撃で裁断出来ませんが、2分割すれば問題無く裁断できます。
また本を固定する装置ですが、必要充分な力があり、よほど裁断時のズレに拘らない限りは問題無いと思います。
公式サイトにある"ダブルカット"をすれば、かなりズレを抑えられますし。
手動なので、ちょっと大変な面はありますが、価格を考えれば妥当かと。
また裁断する(刃を下ろす)には安全装置のピンを引っ張らないと行けないため、一人で作業する分には、まず安全なのも◎
(裁断時に両手を使う=裁断部に手や指を突っ込む可能性がほぼ無い)
やっぱり、刃物は怖いですからねぇ。
以上のように本の裁断のみを追求するのなら、かなり手頃な製品だと思います。
(他の高価な裁断機になると、レーザー光で裁断箇所を照らしてくれるなどのお洒落な機能もあるそうです)
管理人のように、それほど拘りが無い方なら良い品かと。
まぁ、油に関しては本当に参りましたが・・・(-_-;*)
臭いもそうですが、刃に大量に塗られているため、最初に試し切りしないと原稿に油がベットリと付く事にOTL
最初の内は要らない紙を挟んで裁断する事をオススメします。
で、以上の品を使ってスキャンしたのですが・・・先述した通り、結構大変です!
特にスキャンのためのお膳立てが。
まず本が厚過ぎたらカッター等で分割する必要があります。
これは気を付けないと本や自分の指を破ります(笑)
(実際、管理人は指を少し切りましたOTL)
で、次は裁断するだけ・・・なのですが、やって見ると色々と落とし穴が。
これは漫画を読まれる方なら経験があると思うのですが、セリフ(ふきだし)が綴じ込みの方へ偏って読み辛い箇所があったりしますよね?
(酷い時には、それを読もうとして本を強く開いたら"ベリッ!"と言う不穏な音がしたり)
裁断の際、あまり深く裁断するとそういったセリフ(ふきだし)が途切れちゃったりするんですよ。
で、それを避けようと浅く裁断する訳ですが・・・そうなると、また問題が。
今回、裁断した「チャンピオンREDいちご」は、背中を糊で止めてあるのですが・・・裁断が浅いとページがくっ付いたままに('A`|||)
これが素早くスキャンする上で致命的なんですよね・・・。
重送したり紙詰まったり・・・OTL
こんなそんなで、結局裁断した後にちゃんとページがバラバラになっているか確認する作業が生じて来る訳です。
これが地味にキツイ!
バラけないよう気を使うし、指はインクで汚れるし(T.T)
とは言え、やはり大量の本がゼロに近いスペースで収まるのは非常に有難いですね。
まだまだ処分対象の本はありますが(泣)、当面の生存圏は獲得出来ましたしw
まぁ労働力+約42000円(購入当時)の出費を考えたら外注した方が・・・と言う気もしますが!(爆)
でも、外注は法律上の問題も抱えていますし、管理人の処分対象の主力は外注の対象外である事が多い雑誌と同人誌ですから結局は自分でやらないといけないんですけどねw