※旧サイト(FC2ブログ)より転載 追記、修正
さて、今回は「猫神やおよろず」について語ろうかと。うん、メチャクチャ遅いですね(苦笑)
でもOVAが発売されたのは2012/3なので、管理人的にはそんな時間が経っていない感じなのでご容赦をw
では、まず語るべき百合的高ポイントはコメディ調ながら限りなく恋愛百合に近い描写がある事でしょうか。
そう!繭、笹鳴、メイ子の三角関係ですね。
好印象なポイントは色々とありますが、まずは笹鳴が良いです!
繭とは両親の誤解(お互いに相手の子が男だと思った)から許嫁の間柄になったのですが、繭が女でも許嫁の約束は有効だと笹鳴の方から主張しているんですね!
相手が男だと思っているから好意を寄せると言うパターンが結構多い事を考えると、これは百合的にポイント高いです。
惜しむらくは肝心の繭様が嫁を貰う事に乗り気では無い事なんですが。
とは言え、繭の場合だと「相手が女だから嫌」とか「笹鳴と結婚するのが嫌」と言う感じでは無く「結婚その物が面倒」といった感じなので、希望は充分にあります。(女神様同士の結婚が高天原で認められているのかは怪しいですが)
それに笹鳴の事を「大事な連れ合い」とも言っていますし。
メイ子も良いですね。こちらも繭を女として認識した上で笹鳴と争っている訳ですから、明確な百合三角関係です。
繭の母親に呼び出された際も「やっと繭には笹鳴よりも自分が相応しいと認めて下さったのですね!」なんて妄想を膨らますくらいですから(笑)、想いの質も笹鳴と同種と思って良いと思います。
こんな二人ですが、ギスギスし過ぎていないのが見ていて楽ですね。(ギスギス、ドロドロも好きですがw)
繭がお見合い=結婚させられるのでは無いかという時は、メイ子が落ち込む笹鳴に活を入れたりしていますし。
うん、繭様は二人まとめてお嫁さんにすべき!
・・・どうも繭様は柚子とばかりフラグを立てている印象がありますがr(^^;) (特に最終話)
本作を恋愛百合と見た場合、一つだけマイナスかもと言う点は、この3人の場合その感情に性愛などの感情が含まれているかが不明と言う事でしょうか。
いや、エロいシーンが欲しいと言っている訳でなくw
例えば笹鳴の想いとして「ずっと一緒にいたい」と言う主旨の発言があります。
が、それと「結婚したい」や「恋人になりたい」と言う想いが必ずしも一緒だとは限らないですよね?
笹鳴にしてもメイ子にしても、繭が好きだと言うのは確実なのですが、その"好き"がどういった"好き"なのかはちょっと不明瞭な感があります。
まぁ、そっちの方が妄想が膨らむと言う考え方もありますが!(爆)
・・・冗談はともかくとして、そういった意味では見方によっては恋愛百合と見辛いかも?とは思います。
百合作品と銘打っている訳では無い事を考えれば、充分過ぎると言う気もしますけどね。
では、純粋に作品(アニメ)として見た場合はどうでしょうか。
原作と比べると、構成が少し乱暴な所があります。(特に序盤)
多分、これはたくさんいるキャラクター達を早く出揃えて置きたいがためだと思われ、1クールしか無い事を考えると仕方の無い面があるのかな、と。
そのため、個人的にはそれほど気になりませんでした。
そういった構成が云々とかより一番気になった点は・・・ゴン太がウザイ('A`|||)
いや、ちょ、待って! これは管理人が百合好きだからとか、野郎はイラネとか、そう言う理由じゃないんですよ!?
何せ百合萌え属性が極小の我が姉上ですら鑑賞中「・・・ゴン太、うざ(`へ´)」とか言うくらいですからw
とにかくゴン太の扱いが酷いんですよ、本作(アニメ版)は。
何て言うかですね、存在が寒いと言うか・・・スベリまくりで騒がしいだけのお笑い芸人みたいな存在に成ってしまっています。(脇役の社長もしつこいですが、ゴン太よりはまだマシな印象)
お陰で話に集中し辛い部分があると言うか・・・。
特に繭のお見合いに笹鳴&メイ子が乗り込む場面では、邪魔意外の何物でも無いと言うか。(話の流れから言っても、これは謀反にあたる訳でいくら友人とは言えゴン太がそこまでやるには、かなりの理由が必要になるのが当然のハズ)
原作で登場しなかった場面に無理矢理登場させる必要は無かったと思うんですけどね・・・。
正直なところ、ここまで無理矢理にゴン太を悪目立ちさせた理由が分かりません。
男性が主人公ではない作品は受けないと言う悪習が製作者サイドの頭にあったのでしょうか?
もし、そうだとしたら、これは完全に裏目に出ているとしか思えないですね。
ゴン太の騒々しさやら妄想やらでお話のテンポが悪くなっている印象しか無いので・・・。
どうしても男性キャラを登場させたかったら、もっと月読様を登場させた方が面白かったと思います。
月の神様だけあって色々と周りを引っ掻き回す惑わすのが得意のようですから。(原作だと変装してメイ子に惚れ薬入りのバレンタインチョコを販売していたりしましたしw)
この点を除けば、原作通り明るい話時々切ない話アリの面白い作品だと思います。
最後にOVA版の感想を簡単に語りましょうか。位置付けとしては第13話と言う事になるので、キャラクターが集合する形になりますが、完全に1エピソードになっています。
ぶっちゃけ原作第8話(第2巻収録)のキャラ追加版みたいな(笑) まぁ、ここでもゴン太が悪目立ちするんですが・・・。
百合的に言えば笹鳴&メイ子の争いがちょっと楽しめるくらいでしょうか。
そういう意味ではちょっと残念なエピソードチョイスだったかも。(純粋なお話としては好きなエピソードですが)
以上でしょうか。キャラ毎の萌え語りはしやすいですが、全体の感想って難しいですねr(^^;)
しかし・・・猫神は、どうも不振だったようで残念です。
まぁ、これは仕方ないかな~と言う想いもあります。しつこく書いていますが、ゴン太(脇役の社長も含めて、ですが)が・・・。
原作が好きで、ゴン太に対して悪感情を持っている訳では無い管理人がこうなのですから、恐らく初見の方はかなり気になったのでは無いかと。
こればっかりは変にコメディ色を強くしようとせずに・・・もっと言うと原作完コピでも良かったくらいなのでは、と思っています。
あとは・・・世間受けする方向性にある作品では無かったかも知れない、と言う点でしょうか。
百合好きに取って悲しきジンクス「恋愛寄りな百合作品は受けない」に該当しますし、絵柄は萌え寄りながらお話はそう言うお話では無いですし。
そう考えると、まだまだ百合好きに取って世間は百合作品が展開しやすい環境では無いのかな・・・と思えて悲しくなってきますが(T.T)
ちょっと批判的な感想になってしまいましたが、猫神は大好きな作品なのでアニメ化はかなり嬉しかっただけに不振なのは寂しい限り。
原作は山場を迎えていて、もしかしたらもうすぐ最終回かも?な雰囲気も出していますし・・・ここは頑張って応援したいところです!
OVA 面白い事は面白かったですが、ちょっと割高だったかな
アニメ公式サイト
猫神やおよろず | マーベラスエンターテイメント作者様公式サイト
FLIPFLOPs ONLINEBD/DVD
キャラソンCD 笹鳴のキャラソンが個人的にツボ。嫁嫁でも許嫁~♪
OP、EDです EDは初限版もあるようですね
アニメ版ドラマCD 聴きました~ キャラがたくさん登場するのは良いですけど、ちょっとネタがしつこい印象も
楽しく聴ける良いドラマCD・・・ですが、声優さんが違うので違和感を感じてしまうかも。
原作コミック 百合的には笹鳴とメイ子が登場してからが本番w
まとめtyaiました【「猫神やおよろず」視聴感想】
さて、今回は「猫神やおよろず」について語ろうかと。うん、メチャクチャ遅いですねでもOVAが発売されたのは2012/3なので、管理人的にはそんな時間が経っていない感じなのでご容赦をwでは、まず語るべき百合的高ポイントはコメディ調ながら限りなく恋愛百合に近い描写が?…