以前の記事で話題にした「ブリガンダイン ルーナジア戦記」。ようやくシノビ族でED2パターンを見たので改めて話題に。
ストーリーラインとしては男女の物語と言えるが、設定的には百合(白龍の湯)を否定していないのは◎
まず結論から言えば本作「ブリガンダイン ルーナジア戦記」の”シノビ族”を百合目的でプレイするのは、ちょっと厳しいですね。
以前の記事で言及したように主要キャラであるデラとメデッサは中々に良い雰囲気を見せてくれるものの、主人公であるタリアは男性に恋愛感情を持つようになる事やシノビ族(女性)が男性と交流を持つことを肯定的に捉える描写がある事を考えると、百合目的でプレイするにはハードルが高いでしょう。
まぁ百合前提でのシナリオでは有りませんし、上記の2点についても
タリアの恋はある”止む得ない理由”によって破れる
女性同士の関係しか公式には認めて来なかったシノビ族の”不自由”が自由になったという証明
という事を考えれば、シナリオ的に百合を否定する流れでは無いですしね。
また、ある意味で本作の百合要素のシンボルとも言える”白龍の湯”ですが、いずれのラストにも特に言及が無い所を見ると、タリア政権はそれを否定するつもり無い=女性だけで子を産む事を否定しない=百合も否定していない、と思われ”設定”という意味では百合に優しい世界観が維持されているのは好印象です。
ストーリー上ではあまり言及されていませんでしたが、大陸統一が果たされて状況が一段落した後のデラとメデッサの仲やプロフィールで百合要素あるかも?と思わせるキャラ達の仲の妄想を広げられるという点において、個人的にはゲーム的に大いに楽しめた事もあって百合的にも満足でした!
充分に楽しめたからこそ、もっと欲が出る(改善&追加して欲しい)所も
と、-まだ一勢力だけのプレイながら-充分に楽しめた本作ですが、だからこそ欲が出る、もっとこうして欲しい、追加して欲しいと思う所も。
勿論、こういう事は言い出せばキリが無いですが、個人的には
個々のキャラのその後(ED)やイベントがもっと欲しい
保有モンスターの限界が100体だと少なく感じる
でしょうか。まぁ保有モンスターの限界に関しては管理人が後方で戦力作りに注力し過ぎただけで、普通にプレイすれば十分余裕が有るのですが(苦笑)、クエストや戦闘で加わったモンスターを素直に戦力に出来ない状況になっちゃうとやっぱり寂しいので。
個々のキャラのイベントについては、この手の作品だと中々掘り下げが難しいのは分かっているのですが・・・メイン以外のキャラも色々と想像できるプロフィールが設定されているだけに、やはりもっとイベントやED後の消息などを見たい想いが有ります。
特に元々仕えていた国が滅んだ後に士官するタイプのキャラは祖国健在か滅亡かで人生が大きく変わるでしょうから、そういう分岐を見れたりしたら、もっと楽しめただろうな~と思う時も。
今後シリーズがどう展開するかは分かりませんが、もし今後も続いてくれるのならばシリーズの良さを踏襲しつつ、こうした掘り下げや拡充が為される事を期待したいです。(こういった要素が無くても面白いとは思いますけどね)
公式サイト
ブリガンダイン ルーナジア戦記
ブリガンダインルーナジア戦記2ndトレーラー