百合漫画図書館より転載、追記&修正
※情報を下さった訪問者様、ありがとうございました!
毒を持って毒を制す。
極悪犯に対して当局は、また極悪犯-大量殺人者-である"紅守 黒湖"にその対処を行わせていた。
と言うのが物語の概要であり、黒湖とそのバディである"屠桜 ひな子"が極悪犯に対峙して事件解決を図ると言うのが基本的なストーリー。
話の"流れ"としては王道的だが、主人公である黒湖が正真正銘のサイコパスである事が本作の特徴であり、際立っているところだろう。
(作者であるよしむら かな先生からするとサイコパスでは無いという認識のようですが)
そのためか、作風もやや暴力的かつグロいシーンがちょくちょくある。
例を挙げれば手足切断などで見ていてちょっとゾクッと来る物があるが、そういった事も黒湖は平然とやってのけ、そこに一切の躊躇は感じられない。
と、こう書くと不快なだけの作品のようだが、黒湖がバリバリのレズビアンである事が本作の面白いところ。
そう、この黒湖は大の女の子好きであるため、気に入った女の子とベッドインするためには命懸けの事態になっても女の子を助けるし、女の子に請われれば自分を殺そうとした相手をも助ける。
所々で見せるこういった所が妙に憎めず、何だか良い人に見えるのが彼女の性質の悪い所である(笑)
まぁ女の子でも気に入った相手でなければ容赦なく殺すのだから、やっぱり最悪な人間なのだが・・・そこがサイコパスらしいと言えばらしいとも言える。
百合的には先述した通りだが、凄まじいのはその出だしだろう。
何せ開幕数ページで百合なニャンニャンシーンが展開されるのだから。
一番最初に読んだ時は事前に百合要素がある事は知っていたが、まさか全年齢向けで、しかも初っ端も初っ端から百合ニャンニャンを拝めるとは思わなかった!
オークス出版「L」シリーズでもここまで早い展開はそうそう無いぞ(笑)
少々バイオレンスな所が人を選ぶものの、絵柄が可愛いためそれほどキツくないし、百合要素は先述のように強烈(笑)
刺激の強い作品を求めるなら、是非チェックしたい作品である。
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