純粋にアクションゲームとして面白く、そして意外に百合要素があった「エンダーリリーズ」。そのシリーズ続編と言える「エンダーマグノリア」をプレイして見たので話題に。
まず当サイト的に肝心、要と言える百合要素ですが・・・残念ながらほぼ有りません。そもそもがライラックの性別に関する言及が―管理人がプレイした限りでは―無いので、ライラックと女性キャラの絡みや関係性は何とも言えず、他のキャラ同士でも信頼関係などは有れども百合的に楽しめるかと言われると厳しいかな、と。(そもそも女性キャラ同士の絡みを伺わせる描写が少ないので)
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白巫女の衣装を着用できる事や仕草が女性らしさを感じさせる一方で、少年を感じさせる言動もあり、性別が判然としないライラック
おまけ要素で見る事が出来るボツ案では少年っぽい印象でしたが・・・明確な言及は見当たらず
ライラックとノラが過去にある女性と強い繋がりがあった事やゲーム本編でライラックが女性キャラともそれなりに絡みがある事、主従関係にあったキャラも居る事を考えると、妄想次第では百合要素を楽しめるかも知れませんが・・・やっぱり、ちょっと厳しいですね(苦笑)
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ライラックはルヴィなど、人とホムンクルスを問わず女性キャラとも交流する機会が多い事や過去にとある女性キャラと縁深い事が有ったりと、ライラックが女性であれば百合妄想できる余地が有りますが・・・
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ゲーム本編を進めていくと仲間(スキル)になるホムンクルス:ニーナ
過去にアベリアという女性に仕えていた事があり、そこはポイントかも?
ただ、おまけ要素のアートボードを見るとアベリアが老齢である事もあって、あくまで主従的な関係という感が強く、やはり要妄想という感じです(汗)
と百合的には楽しみ辛いと感じた本作ですが、純粋にゲームとして見ると「エンダーリリーズ」の続編としてアクション、ストーリーともに非常に楽しめました。
システム的には「エンダーリリーズ」とは所々に差異がありますが、基本的にプレイヤーに取って有利になる調整・・・例えば敵との接触ダメージが無いなどが為されつつも適度な難しさはそのままなのは好感触。
何なら難易度を調整しても良いですし、幅広いプレイヤーを受け入れようとする姿勢はかなり有難いです。
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レストポイントで難易度の調整が可能
ちなみに敵の体力や攻撃力、攻撃頻度など細かい調整も可能です
またストーリーは前作「エンダーリリーズ」の要素がちょくちょく登場し、前作をプレイしている身としては嬉しい限り。
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「エンダーリリーズ」での設定などがちゃんと登場し、シリーズ続編である事が分かるのは何だか嬉しいですね
勿論、好みの問題は有るでしょうが・・・「エンダーリリーズ」を楽しめた方ならば、概ね今作も楽しめるだろうと思います。
と、ここで引っ掛かった点も少し言及しておきましょうか。
上述したように基本的には非常に楽しめた本作ですが、前作からの引き続くかのように引っ掛かる点としてポイントが足りない問題が有ります(汗)
今作ではスキルの強化の他に装備品(レリック)の購入や強化、おまけ要素の解放などにそれぞれポイントorアイテムが要るのですが、それぞれに微妙に入手方法や量が異なるので、ノーマル難易度で普通に1周するくらいだと足りない要素が出てきます。(スキル強化はマップを探索し尽くせば全て完全強化できますが)
なので、ほぼ必ずどこかで”稼ぎ”が必要になるのが辛いところです。また強化or解放要素を厳選するにしてもレリックの強化をするには当然レリックを入手する必要がある訳で、レリックの全てを入手していない段階では強化し辛い(ポイントを消費し辛い)という・・・。
こうした取捨選択はゲームの醍醐味の一つでは有るので、決して悪い面ばかりでは無いのですが・・・得られるポイントが少ない感があったので、ここはちょっと気になりました。
またストーリー面では前作「エンダーリリーズ」の要素がちょくちょく登場しますが、これは逆に言うと「エンダーリリーズ」を知らなかったり、上手く物語を理解できていないと分かり辛いという面も有ります。
ここは続き物の要素がある全ての作品の悩ましい所では有りますので、それを厳しく言及するのはフェアでは無いかも知れませんが・・・一応言及をば。
あとストーリー面は「エンダーリリーズ」と同様に断片的な要素をプレイヤーが考察してストーリーを理解するという流れになっているのですが、これは今作だとちょっと合わないかも?という感は有りました。
と言うのもライラックやノラなど主要キャラが記憶を失っているという事を差し引いても「エンダーリリーズ」と違って今作では多くのキャラが生きいて話せるという状況にある事を考えると、もう少し分かりやすくはっきりとしたストーリー展開の方が合っているかな、と。
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ホムンクルス達は煙の影響で記憶を欠損しているケースも有りますが、全損している訳でもなく、また和気藹々と他のキャラと喋るシーンも有るのでストーリー展開は分かりやすい演出&流れの方が合っている気はしますね
引っ掛かる点もつらつらと書いてしまいましたが(汗)、これは逆に言えばしっかりと楽しめたからこそ感じた要素であり、ゲームをプレイする上でその没入感や楽しさを削ぐ事は無かったです。
当サイト的には百合的にはお勧めし辛いと言うか、明確な百合要素が見当たらなかったのは寂しかったですが、純粋にゲームとして見るならばアクション要素は勿論、続編としての楽しみや楽曲の良さなど非常に素晴らしい作品と言えます。
前作「エンダーリリーズ」をプレイした方は勿論、シリーズを未プレイの方にも「エンダーリリーズ」と合わせてお勧めしたいです!
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