天体のメソッド

※旧サイト(FC2ブログ)より転載

円盤とノエルという不思議要素を含ませつつ、百合要素が感じられた本作。

全話を視聴した感想を一言で言うと友情百合は充分に楽しめたものの、お話としてはやや退屈な所もでしょうか。

と言うのも、基本的には当人同士の気持ちの問題である事柄が多く、あまり劇的な展開をしない面があるからですね。

特に柚季の問題に関しては柚季の逆恨みに近いものがあり、正直「何だかな~」という感がありました。

またノエルや円盤という不思議要素に関しても、良くも悪くも皆がすんなり受け入れてしまっているので、これもまた劇的な要素に欠ける一因となっていると思います。

まぁ流石に終盤の展開は劇的でしたけどね。

と、ちょっと辛口な感想から始まりましたが、友情百合という観点で言えば充分に楽しめました!

特に乃々香と汐音の関係!

冒頭で”気持ちの問題”と書きましたが、汐音が乃々香とに冷たく当たっていたのは愛情(友情)の裏返しとも言える訳でニヤニヤしました!

まぁノエルから乃々香との事を聞いた時の「動揺し過ぎだろw」といった態度を見れば本気で乃々香を嫌っていないのは明々白々でしたが(笑)

あと終盤で乃々香以外には汐音だけノエルを覚えていたのが、また良かったですね~。こう特別感があると言うか!

それまで平手打ちしたりだの、言い争いになったりだの、結構シビアな描写が多かっただけに萌え萌えしました(笑)

欲を言えば完全に和解した後のイチャコラエピソードがもう少し欲しかった気もしますが・・・綺麗に〆た事を考えると、あれで良かったのかな、とも思いますね。

公式サイト

TVアニメ「天体のメソッド」公式サイト

BD Amazon限定特装版有り

OP/ED/イメージアルバム

コミック版 kindle版有り

コメント

  1. あさき より:

     おはようございます。お久しぶりです、あさきです。いつも詳細な百合情報をありがとうございます。
     前に友人から聞いたのですが、ゆるふわ日常もの以外の百合要素はどうしてもそれ自体が良くも悪くも“劇的”になってしまうので、それ以外の要素で劇的な展開をさせにくいと聞いたことがあります(まあ極端に行き過ぎると『サエイズム』みたいになる気がしますがw)。
     この作品はチェックしながらもまだ見れてなかったので、機会があれば拝見したいと思います。
     そう言えば『ヤンキーちゃんと花子さん』や『百合色アリスと白ウサギ』など百合要素含む作品を出していたオシリス文庫の新刊に百合作品がありました。
     タイトルは『壁に尻あり!?ワケあり首輪と自縛霊』…うん、実に大人向けらしいタイトルですね(笑)。
     ストーリーは
    『垢抜けない女子大生・日向陽菜子が引っ越し先で見つけたチョーカー。興味本位で身に着けた陽菜子が見たのは、上半身だけを壁から出した女の子の幽霊だった!
     彼女・景山月美は拘束プレイの趣味が行き過ぎて死んでしまった“自縛霊”。内気な陽菜子は明るく姉御肌な月見に乗せられて拘束プレイを試す内、自分の魅力や積極さを出すことを覚えていき…』
    という“少女の成長ストーリー(緊縛系)”という前代未聞のもの(笑)。
     緊縛・拘束系という時点で人を選ぶ面はありますが、男性との絡みや陵辱要素は一切なし(羞恥プレイは割とわりますが)。物語もきちんと百合百合していて安心して読めるものでした。
     『ヤンキーちゃんと花子さん』と同じ、幽霊×百合作品ながら独自路線を行っているのも良かったです。ちなみに作者さん、メイドさんの拘束百合小説を前に書いてらっしゃるようですね(こっちはよりハードな内容っぽいのでまだチェックできてませんが)。
     最近は大人向けラノベ(というのかしらん)にも百合作品が増えて来て嬉しい限り。オシリス文庫さんにはぜひこのまま百合推しをお願いしたい所です。
     もう1つ、百合楽曲という珍しいジャンルの情報(『リズの内心革命』)が大変嬉しかったので、私からも1曲紹介を。
     最近小説化に続き漫画化も行われた『Elysion』で知られるSOUND HORIZONの最新アルバム『Nein』から『憎しみを花束に代えて』。
     「あの時ああしていれば、何かが変わったのだろうか…?」―――このアルバムは主人の消えた骨董屋に置き去りにされた5匹の猫たちが、主の残した物語…これまでSOUND HORIZONのアルバムで歌われてきた様々な悲劇や惨劇…に干渉してハッピーエンドの可能性を模索していく、というセルフパロディとなっています。
      『憎しみを花束に代えて』は『Elysion』に収録されたある楽曲のアナザーストーリーとなっています。元の曲を知っている人にはタイトル自体がネタバレになってしまうのですが(笑)、「まさかあの曲を百合にしちゃうかー!」という衝撃と曲自体の完成度の高さから一度は聞いて欲しい曲となっております。できれば先に『Elysion』を一通り聞くか小説版を読んでから楽しんで頂きたいですね。
     それでは、今日はこの辺で。

  2. 百合ゲ好き管理人 より:

    コメントありがとうございます!
    またお越し頂いて嬉しいです!
    「百合情報をありがとうございます。」との有難いお言葉ですが、「こちらこそ情報ありがとうございます」です!
    ああ~なるほど。
    確かにそういう見方も有りますね。
    特にド直球な百合=恋愛と考えれば、恋愛自体が劇的な要素とも言えますから。
    まぁ「神無月の巫女」みたく、百合以外にもロボットだの何だのが出てくる強烈な作品もあったりしますし、「サエイズム」は突き抜けすぎですが(笑)
    「壁に尻あり!?ワケあり首輪と自縛霊」。
    ほんとOTONAな香りが漂うタイトルですね(笑)
    気付いていない作品だったので有難いです!
    しかし・・・自己弁護ですけど、百合かどうかサッパリ分からないタイトルですね、これは(苦笑)
    同じ作者様が以前に書いたであろう百合作品は「拘束メイド-百合の咲く懲罰台-」だと思うのですが、こっちは"百合"と入っているんですけどねぇ。
    ちなみに管理人もまだ読めてないです(汗)
    「ヤンキーちゃんと花子さん」は読了しましたけど。
    オシリス文庫様は電子書籍オンリーでちょっとマイナーですけど、ちょくちょく百合作品を刊行してくれるので侮れないですよね。
    出来るだけ情報を取りこぼさないようにしたいです。
    おお!こんなアルバムがあったんですね!
    「Elysion」の楽曲はかなり好きだったんですが、まさかハッピーエンドを模索するなんていう展開を公式が出すとは!
    個人的には悲劇的展開だからこそ印象深い、とは思いつつも「バロック」のハッピーエンドが見たい!
    「まさかあの曲を百合にしちゃうかー!」とお言葉からすると「バロック」では無いようですね~。
    「憎しみを花束に代えて」というタイトルと「まさか~」というお言葉からすると「スターダスト」辺りかな?
    とても気になる楽曲なので、是非是非聴きたいと思います!
    小説版も前編は読了していますし。
    まぁ後編は刊行されていたのを今気付いた状態ですが(汗)
    (中々刊行されないな~と思っていたら、もう既に刊行されていた罠。完全に情報を取りこぼしていたようです・・・)
    コメントありがとうございました!
    またお暇な時にでもお越し下さいませ。
    それでは失礼致しますね。

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