紆余曲折を経て遂にアニメ化したラノベ「魔法少女育成計画」。それを第1~3話まで見てましたが・・・感想を簡単に言うと
思った以上にじっくりお話を進めている印象。ただ原作のテンポを知っているとやや展開がゆっくりな気も。
と言う感じでした。
理由としてはスノーホワイト=小雪が魔法少女になるまでをじっくりやったり、番外編のエピソードが入っているからでしょうね。
この辺りのエピソードが入って来るのは時系列としては正しいのですが、お話の展開・ギミックとしては今回の一連の事件終了後・・・原作である「魔法少女育成計画」発売後に刊行されたお話なので「この時にそんな事があったのか!?」と思わせてくれる内容でした。
そのため現時点では何気ないシーンの一つにしか見えないのが良くも悪くもポイントでしょう。
個人的には全て終わった後にもう1回見直すと更に面白くなる・・・という構成にアニメ版はなっていると感じますね。
百合的には・・・まだまだ弱い感じでしょうか。
まぁ「まほいく」の百合要素はストレートなラブイチャと言うよりはキャラの心情-それもドロドロとした物-なので分かり辛いですし、文章での心理描写が為される小説と違いアニメでそれがどのくらい表現されるかは正直、未知数です。
あと・・・百合要素と言えばラ・ピュセルがイコール颯太君だったという事で落胆する声も多いとか。
まぁこの辺りは分からないでも無いですけど、百合アニメとして広報している訳では無いし、そもそも原作からしてもスノーホワイトから百合的アプローチをするという事はほとんど無い訳で。
(どっちかと言うとスノーホワイトはアプローチをかけられる方)
そうなると落胆するのは流石に早過ぎるんじゃないかなぁ、と。そもそも今回の「魔法少女育成計画」の内容で百合キャラと言えるのはウィンタープリズン&シスターナナ(カップルとして既に成立済)、スイムスイム、ハードゴア・アリスですし。
それに落胆してしまうのは女装物でダメージを受けた経験があるからだと思うのですけど、ラ・ピュセル=颯太君はかなり早い段階で男だとバラしている事を考えると相当に良心的だと思います。
これは個人的な意見なのですが、女装物で嫌なのは女の子を騙しているというのが凄く嫌なんですよね。相手を油断させて付け入っている感じがしてしまうので。
それを考えるとすぐに正体をバラして本音で小雪と向き合おうとする颯太君は普通に良い男だと思う。
まぁチラチラ見えるスノーホワイトの足にドキドキして、その心の声をスノーホワイトに聞こえないようにせねば!と内心ドキドキしている辺りは年相応だな、とは思いますが(笑)
好みや考え方は色々とありますが、颯太君の事だけで興味を無くしてしまうのは勿体無いなぁ、と思うところです。
と、少し話が逸れましたね。
原作のスピード感で言えば、もう3~4人は退場していると思って見ましたが、意外にじっくりゆっくりな進行で驚きました。 この感じで百合要素に関してもじっくりやってくれる事を期待したいですね。
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