さてさて今月の個人的なイチオシ作品は以下の2作ですね!
紹介文では「~の百合を表現せよ」というお題に対して、1ページの漫画やイラストで回答していくドリル形式の百合トレーニングのこと。とあり、1ページという小さいボリュームにどれだけ百合をぶち込めるか?という作品ですね(笑)
形式が形式だけにガッツリと楽しむタイプの作品では有りませんが、それだけに多種多様な・・・総勢39名(!)にも及ぶ作家さん達の百合を楽しめると思うと、かなり楽しみ!
またお題は
- 1.「学生百合」を表現せよ。
- 2.「同棲百合」を表現せよ。
- 3.「姉妹百合」を表現せよ。
- 4.「年の差百合」を表現せよ。
- 5.「社会人百合」を表現せよ。
- 6.「ファンタジー百合」を表現せよ。
- 7.「幼なじみ百合」を表現せよ。
- 8.「先輩×後輩百合」を表現せよ。
- 9.「最高に興奮する百合」を表現せよ。
との事なのですが、最後の「最高に興奮する百合」はどうみても作家さんの好みがモロに出るお題なので、「やっぱりこの先生はこう来たか~」とか「うぉ!この先生、こんな百合も好きだったんだ!」とか思えそう。
近い形式だと思われる作品だと「百合百景」が有りましたが、本作は「百合百景」以上に多種多様な百合が楽しめそうですね!
こちらは百合として・・・と言うより個人的な好みでイチオシですね(苦笑)
とは言え、原作であるゲームが(軽めとは言え)百合的なプレイが可能であること。
少なくとも第1巻のメインは女性キャラであるテレージャさんであると思われること。
そして、こういう男女選択式のゲームをメディア化すると男性主人公になる事が多々あるのに対して女性主人公であるウェンドリン(騎士の娘)を持ってきたこと。
これらの事が重なって百合的に期待しちゃうんですよねぇ。
それに”騎士の娘”はメイドさんである”フラン”が居る事もあって百合的にポイントが高いですし。(少なくともゲームのEDでは「姉妹のように過ごして来た」と言って貰える=ただの主従関係では無いという反応を貰う事が可能です)
そう考えるとフランがメインでは無いという事は百合的にちょっと厳しいかな?とも思えますが、序盤である第1巻で主人公を導く”案内役”としてはテレージャさんが適任なので彼女がメインなのは当たり前と言えば当たり前。
もう少し補足するとフランはメイドという事もあり基本的に受け身な姿勢で、ゲームでも主人公に誘われるから迷宮探索に行くという感じ。
対してテレージャさんは古代遺跡への興味が強く、積極的に迷宮探索を行っている印象。またスキル”古代知識”を元から持っているので説明役としても違和感が無いですね。あと普通にキャラが立っていて面白おかしい人ですし(笑)
こう書くとテレージャさんがヒロインだと百合的にマイナスみたいですが(苦笑)、テレージャさんは主人公が神殿と対立しちゃった時に何だかんだ言って主人公側に付いてくれる事などを考えると、料理次第で百合的にも美味しく出来そうな気もしますね。
何にせよ、百合が前提である作品では無いので過度の期待は禁物ですが、原作のゲームが非常に面白かったので純粋にお話として読むのが楽しみです。